ヘッドホン （序章）
オーディオ機器の中でヘッドホンは、最も低価格で周波数特性の良い音を再生できる機器です。
スピーカーで再生する音には、音源が放射される元から距離が必要で壁などの音の反射が発生するので、周波数特性が乱れます。
また、スピーカーは大きな音で聴くため、周波数特性の良い音をだすために大きなスピーカーボックスにスピーカーユニットを装着する必要があり、製品が大掛かりになり価格も高くなります。
ヘッドホンでは、頭の上に載せるサイズあるいは耳に入れるサイズで高級スピーカー以上の周波数特性で再生できます。
ヘッドホンは、振動板が耳に近いので大きな出力が必要なく大きな音に聴こえるので、大きな出力のアンプも必要ありません。
ヘッドホンの再生周波数特性は、高級スピーカーの再生周波数特性より優れていますが、スピーカーより音質が良いということではありません。
スピーカーから再生される音とヘッドホンから再生される音は、全く別物と考えた方が良いでしょう。
現在ヘッドホンは、様々なメーカーから販売されておりオーディオ機器で最も多くの種類があります。
手軽に外注で生産ができて利益率が良いという理由もあるでしょう。
オーディオマスター・ファイルの『ヘッドホン』では、ヘッドホンの基本となる音や、ヘッドホンのタイプ別の音などヘッドホンに関係する記事を掲載していく予定です。
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