ディジタル (序章)
約1980年に一般に発売されたCD(コンパクト・ディスク)は、オーディオの世界に衝撃をあたえました。
今日では普通に販売されているCDですが、レコードやカセットテープが主流だった時代に、12センチ銀色で虹色に輝く盤面に60分以上の音楽が記録されているCDの登場は正に衝撃的でした。
このCD(コンパクト・ディスク)は、PCM(パルスコード・モジュレーション)記録でディジタル記録されており、一般の人に始めてディジタル・オーディオというものを認知されるようになりました。
これまでのオーディオの主流だった音の録音・再生方式のアナログ方式から、ディジタル方式へと徐々に移っていきました。
CDのディジタル方式は、今日ではCD以上の音質を持つといわれるDSD録音などのハイレゾ音源へと発展に繋がっていきます。
このDSD録音などのハイレゾ音源というディジタルは、CDの高音域の記録限界2万Hzを遥かにこえる100kHzまでフラットに再生できる周波数特性をもつスーパー・オーディオと言われています。、
ハイレゾ音源の登場は、今まで2万Hz以上の倍音成分が記録できないCDより2万Hz以上の倍音成分を記録できるアナログレコードの方が音が良いといっていたアナログ・オーディオファンにも評価されました。
これまでCDの音を拒んでいたアナログレコードのコレクターは、コレクションしていた大量のレコードを手放したそうです。
オーディオ・メーカーは、ハイレゾ音源の音の良さをしきりにアピールしています。
ハイレゾは、理想のオーディオになるのでようか?
オーディオ・マスターファイルのカテゴリーの『ディジタル』では、ハイレゾなどのディジタルの音質や関連するオーディオ機器(CDプレーヤー、DATなど)についての考えを掲載していきたいと考えています。