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アルバムを製作したジミー・ペイジは、知らなかったのだろうか?
レッド・ツェペリンのCDが市場に始めて登場してから、アルバムの製作したジミーペイジが関わって新しくリマスターCDがリリースされたのは、他のアーティストの新しくリマスターのCDが出てくるよりも、かなり早かったように思います。
ジミー・ペイジが本人が、新しくリマスターCDを製作することを積極的に協力したからだと思います。
したがってLED ZEPPELINのアルバムの新しくリマスターされたCDの全てが、ジミー・ペイジによる監修になっています。
レッド・ツェペリンのアルバムを製作した本人がリマスターを担当しているのにかかわらず、リバーストラックの問題を解決していなかったことが信じられないことです。
LPレコードの時代からレッド・ツェペリンのアルバムが左右チャンネルが逆になっているミスあると指摘されているに関らずディジタル時代になっても、修正して厳密に管理しなかったことが普通には考えらないことだと思います。
ジミー・ペイジのような超一流のアーティストが、自身の作品のトラックが逆チャンネルになっていることを修正しなかったことが不思議でなりません。
ジミー・ペイジは、自分の作品の左右のトラックが逆になっていることなどは、どうでも良かったことなのでしょうか?
本当に疑問を感じてしまいます。
普通ならリマスターで音質を上げるという前に、左右のトラックを正すのが普通だと思うのですが、それよりもリマスターの方が重要なのかなと思ってしまいます。
アナログLPの時代やCDが発売された当初では、左右のトラックが逆になっているものが少なからず存在するのは、LPレコードの時代であったこともあり良いことではないと思いますが理解できないことはありません。
しかし、新しくレッド・ツェペリンのCDがリマスターされるのが早かったとはいえ、ディジタルオーディオのCDが登場してから数年以上経過しており、左右のトラックが逆になっている問題は完全に解決しているのが普通のことだとだと思います。
左右のトラックが逆に入っているリバーストラックの問題を解決しないで、新しくリマスター音源にする意味があるとも思えません。 まずはリバーストラックの問題から優先的に解決することの方が重要だと思うのですが、ジミー・ペイジ自身がアルバムのリバーストラックの問題を重要と思わなかったのかも知れません。
まさかとは思いますが、ジミーペイジが自分のアルバムにリバーストラックの問題があるのを知らなかったとも考えることも可能ですが、これはプロの音楽家ではありえないことだと思います。
リバーストラックは、LED ZEPPELINファーストだけではなかった。
どうやらリバーストラックになっているLED ZEPPELINのアルバムは、ファーストアルバムだけではないようです。
他のアルバムを実際に調べたのではありませんが、海外のサイトなどの情報からLED ZEPPELINのファーストアルバム以外のリバーストラックのアルバムが存在するのは間違いないようです。
LED ZEPPELINの骨の髄まで楽しみたいコアなLED ZEPPELINファンの方は、いろいろなタイプのアルバムを調べてみるのも良いかも知れません。
リマスターを担当したジミー・ペイジの音とは
私は、LED ZEPPELINの作品の製作者のジミー・ペイジのリマスターの音が、あまり好きにはなれません。
ジミー・ペイジ監修による新しくデジタルリマスターされたCDの音は、音場が広く音が美しく滑らかに調整されているように感じられます。
また、新しくリマスターされたLED ZEPPELINのサウンドは、ジミー・ペイジ本人がギターリストであることが理由によるのかギターサウンドを中心にアルバム全体をまとめている感じがしてなりません。
万人には新しくリマスターされた方の音場が広く柔らかく滑らかなギターが全体広がるLED ZEPPELINサウンドを好まれるかもしれませんが、私自身は暗く重厚なサウンドにLED ZEPPELINのサウンドがあると考えています。
もちろんジミー・ペイジのヘビーなギターリフ・サウンドは大変魅力を感ますが、ジョン・ボーナムによる重苦しいドラムの音の中にLED ZEPPELIN独自のサウンドではないかと考えています。
私自身、重苦しく暗いダークなイメージのサウンドこそが本当のLED ZEPPELINサウンドだと考えており、それが他のアーティストのサウンドとは違う魅力だと思っております。
発売当時のLED ZEPPELINのアルバムも、そのような重苦しく暗いダークなサウンドを求めていたのではないかと、勝手ながら想像している限りです。
そのような理由から新しくリマスターされたLED ZEPPELINのCDにある美しく綺麗な優等生的なLED ZEPPELINのサウンドが、私自身はどうしても好きにはなれません。
私自身が求めるLED ZEPPELINのサウンドは、どうしてもジミー・ペイジ監修による新しくデジタルリマスターされたCDではなく、古いタイプのCDやアナログレコードの音になってしまいます。
あくまでも個人的に求めるLED ZEPPELINのサウンドイメージですので、すべてのLED ZEPPELINファンにいえることではありません。
LED ZEPPELINのアルバム1枚とっても、自分求める最適なサウンドを選ぶことが、音楽を最大に楽しむことができ、オーディオの楽しみが深まると思います。