File No.057-5 Handy Video Recorder(ハンディ・ビデオレコーダー)Q4nについて(5) -ヴィジュアル-

Handy Video Recorder Q4nの使用感について解説しています。

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File No.057-5

Handy Video Recorder Q4nの使用感

Handy Video Recorder Q4nは、ビデオカメラとしては大変コンパクトに仕上がっています。

液晶モニター画面が小さく、見やすくないので詳細にモニターすることはできなく、明るい場所では液晶画面が全く見えません。

XYマイクの高さが低くマイクが指にかぶるので、ボディの横を指でつまみ底を手のひらに置いて撮影するようになっている感じです。

Handy Video Recorder Q4nには手ぶれ機能などは付いていないので、手持ちで撮影することよりも、三脚や一脚などに固定して撮影するのがメインの使用方法だと思います。

16.6mm / F2.0の明るい固定焦点レンズが使用されているので、常に160°の広角で撮影するようになっているので、大変広い空間を映すことができます。

Zoom Handy Video Recorder Q4n(2)の写真
Zoom Handy Video Recorder Q4n(2)

風景などの撮影は、広く美しくスケール感のある撮影が可能ですが、逆に狭い場所を撮影するとサイドの歪みが目立ってしまうので不自然に映ります。

固定焦点、広角レンズは、Handy Video Recorder Q4nの仕様なので画角に関しては諦めるしかありません。

ディジタルズームを使用して画角は0.75 倍、0.85 倍、1.00 倍、1.30 倍、1.50 倍に切り替えることができます。

撮影するものによればもう少しズームの倍率が欲しくなります。

画角を切り取るデジタルズームは、倍率が大きいと画質は大きく劣化するのですが、Handy Video Recorder Q4nデジタルズームの倍率は大きくなく画質の劣化は大変少ないので、ズーム機能を使用しても画質の劣化がほとんど気になりません。

ズーム機能の倍率自体は、最高1.50 倍なのでほとんどズームといえないかも知れませんが、少しでも画角を変えられる機能はたいへん重宝します。

録音の音声レベルを調整するには、ボディの上部にあるダイアルでマニュアル調整が簡単にできるのですが、液晶モニターの画面が小さく表示されているレベルメーターが見難いので詳細なレベル調整は大変難しいように思いました。

感度の良いコンデンサーマイクの部分が飛び出ているので風の影響が受けやすく、風のノイズが目立ってしまいます。

ビデオカメラのマイクの部分が飛び出ていないと良い音質で録音が出来ないので、この仕様が悪いとはいえません。

標準でマイクの風防が付属していますが、風ノイズを防止する効果はありますが、かなりチープな風防なので、強風のときには飛んでいってしまいそうです。

風防はウレタンが使われており、何度も使用しているうちにボロボロになってしまう感じがします。

外での撮影では、風防がないと風ノイズを拾うので風防は必要になるでしょう。

Zoom Handy Video Recorder Q4nのバッテリーの写真
Zoom Handy Video Recorder Q4nのバッテリー

バッテリー1本で2時間撮影できるということですが、サイズが小さく容量も少ないので使用方法もにもよりますが実質1時間半ぐらいの撮影と考えた方が良いでしょう。

実際にHandy Video Recorder Q4nで撮影したところバッテリーは、1時間半ぐらいしか持たなかった感じでした。

長く撮影する場合は、予備のバッテリーが1本では少し不安な感じがあり、バッテリーは、予備で2本ぐらいは欲しいところです。

マイクの設置されている場所が後方なのでレベルを調整するときにマイクに指があたってしまい大きなノイズを拾ってしまうので、撮影すときには指がマイクにあたらないように 気を使う必要があります。

風防を取り付けたZoom Handy Video Recorder Q4nの写真
風防を取り付けたZoom Handy Video Recorder Q4n

付属の風貌を使用すれば、指があたることでの大きなノイズを拾うことを解消できると思います。 私自身、風防を付けずに撮影する方が多いのですが、外で撮影すると必ずいって良いほど風ノイズを拾ってしまうので、風のノイズを避けたい場合は、風防を取り付けざる得ないと思います。

指がマイクにあたらない程度に、もう少しマイクが上に上げられる仕様であれば指があたることがないので良かったように思いました。

Handy Video Recorder Q4nの0使用した感じとしては、普通のビデオカメラと比べて良くも悪くもない感じですが、モニター液晶が小さく見づらく、ズームも液晶画面での操作になるので少し操作がしにくい感じがありました。

ファインダーがあれば良いのですが、この価格では難しそうです。

Handy Video Recorder Q4nの全体の使用感は、最初に設定しておけば固定焦点ということで、ほとんど何もしないで撮影になるのでビデオカメラとしては、まずまず良いほうだと思います。

Handy Video Recorder Q4nの取扱説明書

Handy Video Recorder Q4nの取扱説明書には、撮影後にどのようにしてテレビに映したり、記録メディアに残す方法など一切記載されていません。

Handy Video Recorder Q4nの本体でモニターする方法は記載されていますが、撮影後に本体のモニターを見て楽しむ人は、ほとんどいないでしょう。

Zoom Handy Video Recorder Q4nの取扱説明書の写真
Zoom Handy Video Recorder Q4nの取扱説明書

ほとんどのHandy Video Recorder Q4nは、テレビやパソコンで再生することになるので、最低限の説明が必要だと思いますが、取扱説明書には基本的な使用の仕方をしか記入されていないので不親切だといえます。

Handy Video Recorder Q4nの購入を購入した人は、テレビやパソコンで再生する方法を自身で考えなければなりません。

ビデオカメラの再生の知識やパソコンなどの知識がなければ、Handy Video Recorder Q4nを上手に使いこなすことはできないように思いました。

パソコンの使い方に慣れている人には、何でもないことかも知れませんが、ビデオカメラなどを使用したことのない人が、いきなりHandy Video Recorder Q4nを購入すると、使用方法に戸惑うのではないかと思いました。

     

Handy Video Recorder Q4nの撮影後の処理について つづく



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