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高価なオーディオケーブルで音が良くなるのか?
オーディオショウなどでは、信じられないぐらいの価格の高級ケーブルが展示され、そのケーブルの良さが紹介されています。
オーディオショウを初めて行った人は、オーディオにケーブルがオーディオにとって大変重要な役目をしていると思うでしょう。
技術系の人には、オーディオケーブルは全く眉唾で、オカルト、詐欺、思い込み、フラシボー効果しかないと否定する人もいます。
高価なケーブルに交換することで、オーディオの音は飛躍的に良くなれば、価格はどうであれ問題はありません。
しかし音質が変わらなければ、高価なケーブルは必要なくなります。
では、実際にケーブルで音が良くなるのでしょうか?
私は、LC-OFCが発売されて以来からいろいろなケーブルの音を聴いてきました。 また、多数の高価なケーブルを取替えて自宅で調べた友人と何度も討論をした結果、オーディオケーブルについてある結論がでました。
高価なオーディオケーブルを試してた結果
銅の純度9.9999999、8N(エイトナイン)などのいろいろなオーディオケーブルを視聴した結果は、
『音が良いのもあれば、悪いのもある』
というものでした。
どんなに高価なケーブルでも良くないものもあるし、安いケーブルでも良いものがあるというのが解りました。
『価格が高いから良い』
ということは全く関係ありませんでした。
最も極端に細い長いケーブルは、音質が劣化するのは間違いないですが、普通の信号ケーブルやスピーカーケーブルでは、決して高価なものが音が良いということはありませんでした。
なぜかPC-OCCだけが?
何が原因か良くわからないのですが、PC-OCCのケーブルだけは音が良く感じられませでした。
これは、私の友人とも同一の見解です。なぜかPC-OCCのケーブルで音を聴くと、高音がクリアーになり低音が薄くなってしまいます。 一見音がクリアーになって良くなったと感じますが、長く聴いていると高音がうるさく感じ、低音がスカスカな感じがして落ちつかなくなってしまいます。
これは、PC-OCCを使用している機器全般にもいえることのなのですが、音がクリアーになることは間違いないと思いますが、音のバランスが高音よりになっているように思います。
私は、このPC-OCCの音の癖があまり好きではありまん。
もしかしたら、高音が大人しくて切れが悪く不満に思っているスピーカーにPC-OCCのケーブルを使用すれば、かなりの改善ができて良いかもしれません。