オカルト （序章）
オーディオの世界は、音の世界なので目に見えないが特徴で映像記録のように止めて確認することができません。
もちろん測定器を使用することで、測定値を視覚で確認ができる場合もありますが、最終的に音の良し悪しの判断は人の感性に頼る必要があります。
オーディオでは、『スピーカーケーブルで音が良くなる』、『アンプの上に重石のせると音が良くなる』などといわれていますが、これらのほとんどが測定器で良し悪し測ることはできず、再生される音を聴く人の感性に頼られるのが普通です。
このように測定器で測れなくても『音が変わる』というのが、オーディオが楽しく、おもしろい所でもあります。
しかし、出た音はすぐに消えて見えない所以に、音質を向上させる方法として普通では想像がつかない考え方や方法が提案され商品化されています。
それらを考案した本人は真剣にオーディオの音質が向上すると考えており信じて楽しんでいる以上、どのようなことでも否定することはできませが、これらの方法の中でも極端な行き過ぎた方法での音質の向上させるという方法があります。
また、音が見えないことを良いことに、故意に怪しい理論を利用した製品も多く存在します。
音質を良くする方法として行き過ぎた方法や怪しい理論を『オカルト・オーディオ』に分類することにしました。
これらの『オカルト・オーディオ』は、極端なオーディオ・マニアのみが実践しているものではありません。
一流のオーディオ・メーカーでも、素人が信じ込みそうな怪しいオーディオ理論の製品を販売しています。
私は、オーディオ・メーカーは、怪しいオカルト製品で利益を求めるより、アンプメーカーならアンプ製造、スピーカーメーカーならスピーカー製造で真剣勝負してほしいと思います。
オーディオメーカーがオカルトに頼ってくると、真面目にアンプやスピーカーを製造するのがなくなってしまい、オーディオファンの信頼を落としてしまいます。
それでは、オーディオの発展に期待がもてなくなってしまいます。
今後のより一層のオーディオの発展を願って『オカルト・オーディオ』は、きびしい目で評価し掲載ていきたいと考えております。
いずれにしても人の感性に頼るオーディオにとって『オカルト』は、切っても切れない存在なのかも知れません。
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