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音は見えない存在
オーディオは、音という見えない世界を扱う製品です。
映像であれば目で確認することができるので良し悪しの判断がし易いのですが、音は発生してから直ぐに消えていく性質なので、非常に判断が難しい性質をもちます。
『音質』は、オーディオにおける『スペック』などである程度の判断ができますが、最終的に音の良し悪しの判断するのは、人の感性に頼らなければなりません。
音質の判断する難しさ
人の感性は、その人の趣味や人生などいろいろなものが加わって完成されていくものなので様々な要素をもってできあがるものです。
このような複雑な要素をもつ人の感性で、音質の良し悪しを最終的の判断しなければなりません。
よれゆえにオーディオは、音質の判断がたいへん難しい要素になります。
音は、精妙で思いも込みで左右される
音が難しい理由は、同じ音源でも再生される機器によって様々で、アンプの上に重りを載せるだけでも音が変化します。
それぐらい音は精妙で難しく世界なので、思い込みというものにも左右されてしまいがちにもなります。
『音は精妙で、音質の良し悪しの判断が大変難しく』
その中に
『思い込みの要素が入ってくる』
ので、オーディオというものに『オカルト』というものが入る余地ができてしまいます。
オーディオ・オカルトを考える
オーディオは目に見えない音の世界を扱うので、科学的に解明できない神秘的な要素をもちます。
音質の向上になるとより神秘的な要素が多く存在しているので、オカルトを利用して音質を上げるオーディオ製品が多く登場してきます。
これらは真面目に音質向上を考えて製作されている製品もありますが、製作者の思い込みが加わり結果的にオカルトになってしまうこともあります。
また、オーディオの音が解り難いことを利用して、高額な製品を製作する悪意のあるメーカーも存在します。
オーディオ製品でオカルト製品を見分けるには、
『音質』と『価格』
について考える必要があります。