File No.13-3 『オーディオ・オカルト』を考える  -オカルト・オーディオ-

オーディオのオカルト製品の見抜き方やオーディオの音質と価格のの関係について解説しています。(3)

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オカルト製品の問題点

オーディオには、オカルトといえる製品が多く存在します。

音は精妙な為に僅かなことでも音質が変わるので、その部分を利用した様々なオカルト・アクセサリーなどや、オカルト理論がはびこる理由になってしまいます。

これらのオカルトには、音質の改善効果のあるものや全くないもの、あるいは全く逆効果な製品も多く存在します。

ここで一番問題なのは、普通では考えられないぐらいの

『非常に高価なオカルト製品が存在する』

ということです。

そのような高価な製品をありがたがって買う事は、個人の自由なので否定はしませんが、 オーディオがオカルト製品でいっぱいになってしまうと、真面目にオーディオを追求する人には楽しくありません。

オーディオ・ファンが高価なオカルト製品を多く購入するようになると、オーディオ・メーカーは、真面目にオーディオを製作しなくなってしまいます。

それではオーディオの発展にとって良いことではなく、オーディオ・ファンも得することはありません。

私は、どんなに音質改善の効果のあるといわれるケーブルやインシュレーターの類がよりも、

『真面目に音を追求し、誠実に設計されたオーディオ機器』

の方が好きです。

こちらの方が、オーディオがより楽しくなると信じています。

ある程度のオカルトは、許容しても良い

私は、オーディオに電気特性を追求していくことは大変重要なことですが、オーディオには人の感性がかかわるので、電気特性のみを追及していくだけでは良いオーディオが出来るとは思いません。

オーディオにスペックを求めていくと、数字の追求になります。 オーディオの録音の部分は、数字スペックに優れたハイレゾ音源などが登場したことで、オーディオの録音系は終了してしまったことになります。

しかしオーディオにスペックのみの追求だけでは、人の感性の部分を補いきれないと考えています。

また、一見オカルトのようなところからはじまったことでも、後に音にとって大切な成分が科学的に立証できることもあると思います。

そもそも科学といってもオカルトの原因を追及した結果に、新しく科学的に立証できたことも多くあります。

オーディオは、メーカーの技術者だけが追及するものではなく、一般のオーディオファンのアイデアと双方向に追求することでより良いオーディオが完成していくものだと考えています。

一般オーディオファンが音を真剣に追求していくことで、それがオカルト的なことであっても、それが後にオーディオに根幹になる技術が発見されるということは十分にありえることです。

オーディオファンが個人で工夫したことや、安価なアイテムなどで音質をアップする

『ある程度のオカルトは、オーディオの発展の為にも許容しても良い』

と思っています。

オーディオに、オカルトをあまり追求しない方が良い つづく


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