File No.70-11 サウンドフェスタ2018 レポート(11)  -その他-

サウンドフェスタ2018 - PA・SRスピーカーの視聴会(6)のレポートです。 -まとめ-

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サウンドフェスタ2018 - PA・SRスピーカーの視聴会(6)

d&b audiotechnik - PA・SRスピーカーの視聴会

d&b audiotechnik ディーアンドビー・オーディオテクニック・ジャパン(株)

V8 + V12 + V-SUB

3way・パッシブラインアレイスピーカー d&b audiotechnik : V8

3way・パッシブラインアレイスピーカー d&b audiotechnik : V12

カーディオイド・サブウーファー d&b audiotechnik : V-SUB

4チャンネルアンプ d&b audiotechnik : D80

d&b audiotechnik - PA・SRスピーカーの音(録音:Tascam DR-40)

進行 木島 弘子

バンド出演

Vocal.Guitar 福原タカヨシ

Keybood キクチタカシ

Bass Guitar 土本 浩治

Drams 梅本 浩旦

楽曲 Take it easy (Take Your Time)

この音源が、バンドの懐かしい貴重音源になれば良いですね。

サウンドフェスタ2018で得たもの

今回、サウンドフェスタ2018の大ホールでのスピーカー視聴会で大きな収穫を得ることができました。

大ホールでは、実際の音楽コンサートの音、たいへんリアルな音でスピーカーを視聴することができました。

また、実際のバンドの生演奏も体験でき大変有益に、各メーカーの機器の音機器比べすることを実現した素晴らしい機会を頂いたと思います。

大ホールでのスピーカー視聴会では、各メーカーのスピーカーの音の違いや各メーカーのPA・SRについて求めるものの違いなどを楽しむことができましたが、それ以上に考えさせられたことは、オーディオのダイナミック・レンジについての考えでした。

大ホールでは家庭では考えられないぐらいの大きな音での視聴になります。

この大ホールでの爆音を、家庭で鳴らしたとしたら、家が揺れて窓が飛んでしまうかも知れません。

この爆音は、もはや近所迷惑を通り越して、警察に通報されることは間違いないでしょう。

この大ホールでの視聴するようなダイナミックレンジの広い音は、高音質でオーディオを楽しむリスナーにとって、大変重要な考えが浮かんできます。

ハイエンドオーディオでは、小さい音から大きな音のスケールを広くとるダイナミックレンジが広い方が理想とされていますが、現実に大ホールのような音を再現すると大きな音を制限しなければならなく小さい音は聞こえなくなり、小さな音にあわせてボリュームを調整すると、今度は大きな音が爆音になり楽しむことが出来なくなります。

このような実際のホールのように大変ダイナミックレンジの広い音を家庭で再現することは、決して高音質で視聴することの理想とはいえないということがいえます。

SACDなどのハイレゾ音源よりもダイナミックレンジが大きく劣るアナログレコードやカセットテープの音が、SACDなどのハイレゾ音源に比べ音質が大きく劣るようには聞こえないのは、実際に家庭で楽しめるダイナミックレンジは、SACDなどのハイレゾの限界のダイナミックレンジを使用すると家庭で音楽を楽しむ為には使用出来ないからだと思います。

つまり、SACDであってもアナログレコードであっても、小さい音は持ち上げ、大きな音は下げなければ音楽を快適に楽しめなくなるので、パッケージメディアになった実際のダイナミックレンジは、SACDであってもアナログレコードであっても、さほど変わらないのではないかと考えられます。

ダイナミックレンジが広く取れるSACDやハイレゾ音源が、オーディオの高音質の観点から全く無意味かというと、そうではなく録音側からすると録音ダイナミックレンジに余裕があると、音楽製作が大変楽になります。

広いダイナミックレンジを録音した音源を、後で小さな音を上げたりコンプレッサーなどを使いダイナミックレンジを狭める作業に大きな余裕ができるので、録音が大幅に楽になるでしょう。

アナログ録音やCDと同じ録音スペックのディジタル録音では、録音のダイナミックレンジに余裕が少ないので、常に録音レベルをシビアに気にしながら録音しなければ、最終的なマスターを高音質に維持することが難しくなります。

しかし、SACDなどのハイレゾ音源録音では、ダイナミックレンジに遥かに余裕があるので、録音レベル監視について、アナログ録音やCDと同じ録音スペックのディジタル録音よりも遥かに楽になることが予想できます。

もちろんSACDなどのハイレゾ音源録音でも、最高の音質で録音するには録音レベルをシビアに監視することは、大変重要な作業ですが、アナログ録音やCDと同じ録音スペックのディジタル録音よりも、遥かに余裕ができるのは間違いない事実です。

その意味から録音する側からすれば、ハイレゾ音源は、大きなメリットがあるでしょう。

今回のサウンドフェスタ2018の大ホールでのスピーカー視聴会で、家庭でのオーディオで高音質で視聴するための理想的なダイナミック・レンジについての考えが理解することができました。

その意味でも、サウンドフェスタ2018の大ホールでのスピーカー視聴会は、大変意義のあるものになったと思います。

このオーディオのダイナミック・レンジについての考えについては、また機会を見て後日詳しく掲載したいと考えております。

最後にバンド演奏をお楽しみください!

Take It Easy

サウンドフェスタ2018の大ホールでのバンド演奏は、なかなか良い音楽だったので、埋もれてしまうのがもったいないと思いバンド演奏のみ編集して紹介させていただいています。

Take it easy (Take Your Time)-福原タカヨシ他 (録音:Tascam DR-40)

バンド出演

楽曲 Take it easy (Take Your Time)

Vocal.Guitar 福原タカヨシ

参考URL : https://www.youtube.com/watch?v=H9mX0zQULvM

Keybood キクチタカシ

Bass Guitar 土本 浩治

Drams 梅本 浩旦

この音源が、バンド・メンバーたちの懐かしい貴重音源になれば良いですね。

今後のご活躍を期待しています。

また来年、サウンドフェスタ2019で会いましょう。

                                 おわり

                         



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