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DENSO TEN Japanの視聴会
以前にタイムドメイン・スピーカーについて掲載させて頂いたとき、怪しげなタイムドメイン理論の問題点についてかなり強く主張したこともあったので、少し責任感を感じていました。
毎回、オーディオセッションに行けば撮影をしようと思っていたのですが、いつも時間がないのと、ついつい撮影することを忘れてしまい、後で撮影していれば良かったと思っていました。
今回、視聴会をほぼコンプリートで撮影することができたのですが、デモに使用している映像や音声の関係から、全ての国でブロックがかかってしまい、ほんの一部しかアップすることができませんでした。
以前から私は、タイムドメイン・スピーカーに対して、批判的な立場をとっていました。
それはタイムドメイン・スピーカーが、他の方式のスピーカーよりも遥かに音・音質が優れているという宣伝文句で、販売されていたからです。
タイムドメイン・スピーカーが、他のスピーカーにはない良い部分はあるのは認めますが、全てにおいてタイムドメイン・スピーカーが優れていることなどありえなく、そのような思いがあり、タイムドメイン・スピーカーに批判的になっていました。
今回のイベントでは、タイムドメイン・スピーカーのタイムドメイン理論の優位性を宣伝することはなく、ラージ・スピーカーと比べ、応答性が速く機敏であるなどの良さのみ主張し、ラージ・スピーカーの良いところは認め、ラージ・スピーカーにはない部分をタイムドメイン・スピーカーで楽しめるという、非常に謙虚な姿勢で自社のスピーカーの良さをアピールしていました。
この非常に謙虚な姿勢は、大変好感が持てました。
この謙虚な姿勢からタイムドメイン・スピーカーは、ラージ・スピーカーで得られない良い部分を多く持っているスピーカーとして十分に認めることができます。
オーディオには、謙虚さがないと独りよがりになって、他のものを全否定になって道を大きく外れてしまいます。
オーディオには、常に謙虚な姿勢で取り込むことが大切だと考えています。
▼TDENSO TEN Japanの視聴ルーム(1)(youtude)
フリータイムの視聴会の様子です。
今回は、TDENSO TEN Japanのイベントをコンプリートで撮影することを決めていましたので、フリータイムの視聴会をほとんど撮影していませんでした。 フリータイムの視聴会は、本当に僅かの時間しか撮影していなく、また音も小さいのでスピーカーの音の特徴を掴むことは難しいかも知れません。
▼DENSO TEN Japanの視聴会(2)(youtude)
DENSO TEN Japanのイベントを、コンプリートで撮影したのですが、全ての国でブロックになってしまいましたので、ブロックのかからない一部の部分のみ公開しております。
今回、DENSO TEN Japanの謙虚な姿勢が幸いしたのか、シネマサウンドとして、映像と音が非常にマッチしており、映画のデモンストレーションを大迫力で楽しむことができました。
タイムドメイン・スピーカーが、シネマサウンドに優れていることが理解できるタイムドメイン・スピーカーの素晴らしい利用方法だったと思います。