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スピーカーはJBL、アンプは山水
JBLというと青いバッフルのスタジオ・モニターシリーズが有名で、多数のオーディオ・ファンやオーディオ評論家などに高い評価を得ています。
私のJBLの対しての思い出は、有名なスタジオ・モニターシリーズより普通のブックシェルフタイプのJBLスピーカーです。
私が、全くのオーディオ音痴の時代、とはいってもオーディオ雑誌やカタログを見て、高級スピーカーに憧れてを抱いていた若き日といった方が良いかも知れません。

当時、あまり直接的に付き合いののないオーディオ好きの友達が、
『スピーカーはJBL、アンプは山水』
といっているのを人伝えで耳にしました。
私は、角を丸くしたラウンドバッフルやカーボンウーハーやハードドーム・ツィターなど、スピーカーに新しい素材を使いだした日本のオーディオ・メーカーに憧れていました。
日本で新しく発売されたスピーカーは、木目のエンクロージャーにラウンドバッフル仕様でデザイン的にも美しく感じていました。 それに対してJBLなどの海外のスピーカーは、エンクロージャーの角が昔ながらの角ばっていて古臭く遅れていると思いました。
しかし、人伝えでありますが
『スピーカーはJBL、アンプは山水』
をいうことをきいてしまえば、オーディオ好きの私にとっては好き嫌いはどうであれ、
『JBLのスピーカーの音は、そんなに良いのかと思い』
興味がわいてきました。