File No.3-3 BOSEについて (スピーカー)

BOSEスピーカーについて解説しています。(3)

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『ボーズサウンド』

BOSE101の音のに好感をもった私は、BOSEの音に興味を持つようになりました。

音に興味を持つと、そのメーカーの最高の製品を聴いてみたいというのがオーディオファンの心情です。

早速、上位機種のBOSE 901あるいはBOSE 802を、オーディオショップで視聴させてもらうことにしました。

BOSE 901は、BOSEスピーカーの最高級だけあって、BOSE 101とは別次元の音の広がりと圧倒的な迫力のあるサウンドでした。 さすが、音場再生の最高級という音です。

次に視聴したのはBOSEのミドルクラスのBOSE 301で、こちらはBOSE 101よりワイドレンジしてよりダイナミックにした音でした。

BOSE 301mmii画像
BOSE 301mmii

どちらのスピーカーのクラスの違いはあるものの、両方ともたいへん好感のもてる音です。

BOSEを視聴して一番感心したのは、どのタイプのBOSEのスピーカーを視聴しても、

 『明るく明快で音抜けが良く、パワフルで歯切れの良い音』

 

という音がします。

この音は、BOSEの安価や最高級機に関係なく、BOSEのどの製品でも同じです。

これこそが、『ボーズサウンド』

これが『BOSE製品の魅力』だと思いました。

その『ボーズサウンド』は、その後に発売されたBOSEのCDラジカセにも継承されいおりました。

BOSE AW-1D画像
BOSE AW-1D

このCDラジカセは、ラジカセの常識を覆すぐらい音のクオリティが高い製品です。

BOSEのCDラジカセはたいへん高価で定価が15万円はしたと思いますが、世界で最初に本格的で良い音のCDラジカセを発売したのでないかと思います。 (これ以前にBOSEは、CDの付いていないラジカセを発売していますが、こちらは視聴したことがありませんが、デザイン的にみてもほとんど同じなので、このCDラジカセは以前のラジカセをCDラジカセにしただけだと予想します。)

このCDラジカセの音は、

『明るく明快で音抜けが良く、パワフルで歯切れの良い音』

で間違いなく『ボーズサウンド』でした。

それらのことからBOSEの製品には、共通した『ボーズ・サウンド』という魅力があるので、BOSEのどの製品も安心して購入できると思いました。

その後のBOSEの音について

それから、何年もたってから(2000年以降)友人がボーズを買ったと聞いたので、早速視聴させてもらうことにしました。

機種は恐らくBOSE 301の後継機で、サイドに美しいサイド・ウッドパネルが付いているモデルでした。

このBOSEを視聴させて頂いて思ったことは、私のボーズの音の印象が随分違うと思ったのが正直な感想です。

このウッドパネル付きのボーズ(正確に機種が分からないのでウッドパネル付きのボーズとさせていただきます。)は、以前のボーズの音とは違い全体におとなしく低音域が拡大されて、高音が美しく響く感じでした。

音自体は、柔らかく美しくなっているのですが、

以前のボーズのような

『明るく明快で音抜けが良く、パワフルで歯切れの良い音』

ではなく私が好きだった『ボーズ・サウンド』がなくなってしまっているように感じました。

このウッドパネル付きのボーズの音は、決して悪い音ではありません。 むしろ以前のような音の荒さはなくり、音のバランスは良くなっています。 全体のレンジが広がり、どのような音楽ソースでも丁寧に美しく再生する良質なスピーカーだと思います。

しかし、音が綺麗になったゆえに、ボーズというスピーカーの音の魅力がなくなってしまったように感じました。

その時は、たまたまこのウッドパネル付きのボーズ(機種)が、私の耳に合わないのだろうと思い納得しました。

あの『ボーズ・サウンド』がなくなった!へ つづく


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