No.49(全6ページ)  新しく発売されたレコードプレーヤーについて考える。 -アナログ-

新しくTブランドから発売されたレコードプレーヤー(SL-1200GAE)について考える。

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新しく発売されたレコードプレーヤーについて考える。

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File No.49 / 01

新しくTブランドから発売されたレコードプレーヤー(SL-1200GAE)について考える。

P社のオーディオブランドのTが復活して、ついに本格的なオーディオを目的としたレコードプレーヤーは発売されたようです。

私自身、恥ずかしながら、Tブランドからターンテーブルの発表があったのは知っていましたが、完成されたレコードプレーヤーが発売されていたことを知りませんでした。

現在の日本の大手の家電メーカーは、アナログ機器を捨て去ってきた経歴のあるなか、大手の家電メーカーのなかのTブランドからのレコードプレーヤーの発売です。

Tブランドのレコードプレーヤーは、世界1200台限定でそのうち日本国内限定300台を発売されたそうですが、発売後直ぐに完売したそうです。

総合家電メーカーP社のTブランドは、DJ用にレコードプレーヤーをSL-1200シリーズ製作していたことでレコードプレーヤーを長い間製造していましたが、HiFiオーディオ仕様としてのレコードプレーヤーとしては遥か以前に生産を終了していました。

TブランドのDJ用にレコードプレーヤーのSL-1200シリーズは、オーディオ仕様としても音質のバランスが優れていたので、オーディオ用レコードプレーヤーとしても十分に使用できるのでオーディオファンにも人気がありました。

Tブランドのは、DJ用にレコードプレーヤーのSL-1200シリーズが幸いして、レコードプレーヤーに長い実績を持つことができオーディオファンに支持されてきたものだと思います。

TブランドのDJ用にSL-1200シリーズのレコードプレーヤーを生産終了した2010年時点で、P社のTブランド高級オーディオの生産は全てにわたり終了しており、P社はオーディオ専門のTブランドの長く培った音響技術の継承させることなく消滅させてしまいました。

2010年時点のP社には、オーディオ部門は必要ないものだったものだと思います。

P社のTブランドは、DJ用としてSL-1200シリーズのレコードプレーヤーをが残っていたのですが、Tブランドの本格的なオーディオの製作については10年以上前に終了していましたが、他の海外メーカーがオーディオの販売良好の影響だと思いますが、一度捨て去ったP社のTブランドを最近になって復活させたようです。

復活したP社のオーディオ部門のTブランドの新しく発売されたSL-1200シリーズのレコードプレーヤーSL-1200GAEは、かつてのTブランドSL-1200シリーズのオーディオ技術的なノウハウを継承されているものではなく、SL-1200シリーズを参考にして新たに設計・製作されたものだということになります。

すでにTブランドが持っていたアナログ技術は失われていたので、新しくレコードプレーヤーSL-1200GAEの設計・製作には、かつてのP社のオーディオ技術者のOBにかなり協力していただいたようです。

特にトーンアームの製作には、P社を退職したオーディオ技術者のOBの力添えが大変大きかったように思います。

Technics SL 1200GAEの写真(1)
Technics SL 1200GAE(1)

TブランドのレコードプレーヤーSL-1200GAEについて考える

新しく発売されたレコードプレーヤーSL-1200GAEは、復活したTブランドの技術力を発揮した第一号のレコードプレーヤーといえます。

SL-1200GAEの製作の為に、新しくダイレクトドライブのモーターを開発されました。

以前のSL-1200シリーズのレコードプレーヤーでは基盤に直接モーターのアセンブリーが取り付けられたターンテーブル(プラッター)が一体となった構造でしたが、新しく登場したSL-1200GAEではダイレクトモーター部分が完全に独立した構造になっており、独立したモーター部品の上にターンテーブル(プラッター)を置く構造になっいます。

SL-1200GAEではダイレクトドライブのモーター部分が、完全独立していることとダイレクトドライブのモーターの制御の性能がアップされているので以前のSL-1200シリーズよりも製品的に遥かに高級な仕様になっています。

トップパネルは、アルミ削りだしの金属の光彩と重量感のある高級感のある仕様で高級オーディオでは良く使われている方法です。

アルミダイキャスト仕様のシャーシは、高級レコードプレーヤーとしての十分な仕上がりととなっています。

SL-1200GAEでは以前のSL-1200シリーズの特徴であったユニバーサルS字型スタティックバランスのトーンアーム部分の精度は大きく向上しています。

以前のSL-1200シリーズと同様に33、45、78回転に対応しており、± 8%、± 16%のピッチコントロールが備わっているのであらゆるレコードを再生できる仕様になっています。

レコードプレーヤーSL-1200GAEは、高い工作品質と精度をもった大変高級なレコードプレーヤーに仕上がっており、歴代のSL-1200シリーズのなかで最も高品位で高級な仕様になります。

Technics SL 1200GAEの写真(2)
Technics SL 1200GAE(2)

SL-1200GAEとSL-1200LTDの違いについて つづく



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