File No.49-6  新しく発売されたレコードプレーヤーについて考える。(6) -アナログ-

復活したTブランドに望むものについて解説しています。

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File No.49 / 06

復活したTブランドに望むもの

今回、復活したTブランド新しく発売されたレコードプレーヤーのSL-1200GAEは、復活したTブランドの大変意欲作で優秀なオーディオ製品だと思います。

初回発売分のSL-1200GAEは、完売して、次に続くSL-1200Gも受注生産で増産するぐらいのオーディオファンに大変好評だったように思います。

レコードプレーヤーSL-1200GAEの登場により、オーディオに活気がもどるきっかけになることは大変嬉しいことだと思います。

しかし、アナログレコードを一度も視聴したこともなく、その面白さを知らない世代には33万円もするレコードプレーヤーは高価すぎる感じは否めません。

昔のLPレコードに興味を持った若い世代のオーディオファンが、少しレコードというもの 聴くと思ったとき、本格的なレコードプレーヤーが33万円も必要であれば、レコードに興味がなくなってしまうことでしょう。

高価なオーディオ製品は、ガレージメーカーのオーディオメーカーでも製作することができると思います。

Tブランドをもつ大手の総合家電メーカーP社は、たいへん大きな資本を持つ企業なので、大企業しか出来ない、昔のTブランドのようなオーディオ製品の開発をしてもらいたいものです。

1972年に初めてレコードプレーヤーSL-1200発売されてから長期に渡ってマイナーチェンジを繰り返してSL-1200シリーズが、世界中のオーディオファンから愛され続けているのは、販売価格に対して音質・性能・品質が大変優れていたからだとともいえると思います。

かつてのSL-1200シリーズのレコードプレーヤーは、販売価格に対して音質・性能・品質が他のメーカーでは実現不可能なTブランドしかできない独自のレコードプレーヤーだったからだといえます。

Tブランドのオーディオしかできない、独自でユニークなオーディオ製品を実現して欲しいと思っています。

また現在の若い世代のオーディオ離れをTブランドのオーディオ製品がら、若い世代にオーディオを楽しんでもらえるように努力して欲しいと思います。

復活したTブランドなら、それが必ずできると信じています。

Technics-SL-1200Gの写真(3)
Technics SL 1200G

日本の家電メーカーについて

1990年以降の日本の大手の家電メーカーP社の状況は、オーディオや白物家電の国内生産を軽視するようになり海外生産を重視になりグローバルを推進していきました。

国内生産はハイテクの携帯電話やプラズマディスプレイの製品を重視するようになりました。

これら企業体制が大きく変わってきたのは、P社の創業者の引退や逝去の影響もあったことだとと思います。

P社が発展期待して多くの投資をした携帯電話やプラズマディスプレイは、新興企業に惨敗をきたして撤退を余儀なくされました。

現在のP社、かつての白物家電をもう一度見直してきたように思います。

私の目には現在のP社は、M社だった時代の日本を代表するの家電メーカーとは大きく違うように見えてしまいます。

P社の創業者が、1989年に逝去して1990年を超えてたころから、総合家機器メーカーとしての日本的な高品位な製品を開発して生産・販売する企業というよりも、グローバル化による低コストの海外生産を重視するようになりした。

1990年以降、P社だけでなく多くの日本の家電メーカーが、グローバル化による低コストの海外生産を重視するようになりました。

それにより、世界最高品質(日本品質)を誇っていた日本の家電メーカーは、以前のような高品質な製品を設計・製造することはほとんどなくなってきました。

1990年以前の日本の家電機器メーカーは、新しい製品の開発力の指導権を失っていき、ほとんどは新興メーカーの後追いをするようになりました。

以前の日本の家電機器メーカーは、製品のアイデアと性能などの実力で勝負していたのですが、グローバル化そ推進した日本の家電機器メーカーの企業体制が全く変わってしまい、政府との癒着していくことにより利益を獲得する方向に進んで生きました。

1990年以降に日本の大手の家電メーカーは、グローバル化えを推進していくのと同時ぐらいに、企業の利益を獲得して方法として、日本政府に大きく癒着していくようになり、自社製品の生産・開発していく努力以上に税制優遇、リサイクル利権、自然エネルギー推進などの補助金から多くの利益を獲得するようになっていきました。

その結果、先進的で挑戦的な製品を世界に先駆けて開発して生産・販売する意思や努力が大きく失われることになりました。

これらのことは、P社に限らず日本の大手の家電メーカー企業といわれるほとんどの企業の体制が、1990年以降大きく変わってきたように思います。

オーディオは、製作者の魂をいれないと良いオーディオ製品は決して作ることは出来ません。

今回のTブランドのレコードプレーヤーの誕生は、製作者の魂がないと実現できなかったものだと思います。

P社のTブランドの復活をきっかけに、創業者のいた時代のP社(M社)の社会に貢献する企業として、もう一度復活して欲しいものです。

このサイトで日本企業に対して厳しい指摘をしていますが、全く悪意はなく日本企業に以前のような世界で愛され誇れる製品を製作して欲しい希望を込めて、あえて日本企業に厳しい指摘をさせて頂いています。

echnics SL 1000MK3の写真(3)
Technics SL 1000MK3

                          おわり

                         



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