File No.51 / 01
50年以上前の録音について考える。
ハイレゾ音源が登場して録音というものは、昔と違い大きく進歩していっそう高音質化がはかられてきたとと思います。
録音は、昔では考えられないぐらいに進歩して、音質を劣化させないで100トラック以上のマルチトラック・レコーディングも簡単にこなせるような時代になったといえます。
現在の録音は、ハイレゾ音源などの登場で昔では考えられないぐらいのハイスペックで録音することができるようになりました。
ハイレゾ音源の音質も昔では考えられないぐらい優れたものだと思います。
ネットの情報のなかには、ハイレゾ音源がどれほど優れているかを示すために、昔のアナログ録音の音が悪かったように説明されています。
昔に録音されたアナログ音源は、ハイレゾ音源のようなディジタル・ハイスペックな録音に比べてそんなに悪いものなのでしょうか。
しかし、ハイレゾ音源の音楽を視聴しているとハイレゾ音源の録音は、昔のアナログ録音より遥かに優れているものなのでしょうか?と疑問に思ってしまいます。
そのような理由から50年以上前の録音の音を検証してみようと考えてみました。
50年以上前の録音の音を検証してみる。
この音源は、現在ではあまり聴かれなくなったビックバンドといわれる、モダンジャズ? の前に流行した音楽です。
50年前なので現在に比べると音質は、現在のハイレゾ音源に比べて遥かに劣るものだと想像されます。
実際にサンプル音源を視聴して判断してみたいと思います。
50年前の録音サンプル(1)
どのように感じたでしょうか?
たいへん驚いたことでしょう。
私は、この昔のビックバンドの音を視聴したとき、その音質の良さに驚かされました。
女性歌手の透き通るような美しい声、歌手の喉元までがが見えてきそうな音には感動ものです。
これが、50年前に録音されたものだとは思えないぐらい素晴らしい音質だと思いました。
ビックバンドの演奏のクリアーで突き刺さるような非常に力強い音は、現在の録音ではなかなか聴くことができないものです。
また、歌手の声の力強くクリアーな声は、現在の録音ではなかなか体験できない音だと思います。
歌手の声には硬さも感じられますが、それが音にリアルさを感じさせます。
50年前に、ここまでの高音質の録音ができていたことに驚かされる限りです。