File No.55 / 11
A&社のオーディオの視聴会

真空管オーディオで人気のあるATの真空管アンプのブースです。
真空管らしい暖かく分厚い音が魅力です。
▲A&社のオーディオのブース(1)(youtude)
真空管アンプは、音が暖かく音に厚みが感じられ、真空管アンプには独自の魅力があるように思いました。
▲A&社のオーディオの視聴会(2)(youtude)
Y社のオーディオの視聴会

かつて日本を代表とする優秀なスピーカーメーカーY社が、新しく本格的なスピーカーを発表していました。
かつてのY社のスピーカーを知っているオーディオファンには、Y社の新しく発売されたスピーカーには興味深いところだと思います。
▲Y社の新しいスピーカー
かつて日本スピーカーの名機NS-1000シリーズを発売した総合楽器メーカーのY社から、久々に本格的なスピーカーのNS-5000が発売されました。
Y社の新しいスピーカーのNS-5000は、かつてのNS-1000シリーズを知っているオーディオファンには大変注目するスピーカーだと思います。
新しいNS-5000の外観がピアノフィニッシュ仕上げで、もともとY社がピアノメーカーだけあって大変美しいスピーカーに出来上がっています。
NS-5000の音・音質が大変気になるところです。
NS-1000の後継といえるY社のNS-5000は、新しいスピーカーとして非常に興味のあるスピーカーなので別途に特集しています。
Y社の新しく発売されたNS-5000に興味のある方は、こちらをご覧ください。
File No.56 優秀なスピーカーメーカーだったY社の新しいスピーカーについて考える
PA社のオーディオの視聴会

PA社のオーディオブランドのTが発売した新しいレコードプレーヤーには、多くのオーディオファンが興味を持っているのか大賑わいでした。
▲PA社のオーディオの視聴会(1)(youtude)

ハイエンドオーディオショウとオーディオセッション2016の感想
ハイエンドオーディオショウ2016とオーディオセッション2016の多くのイベントにアナログレコードが利用されていました。
現時のオーディオが、アナログブームであるのは間違いなさそうです。
あれだけ素晴らしい音質だと宣伝されていたハイレゾ音源は、少し下火に感じられました。
不思議なことにアナログレコードを再生するブースで視聴すると、メーカーのオーディオ機器の性能の良し悪しを機聴き取ろうと思う以前に、アナログレコードの音が良く感じられ聴き入ってしまいます。
オーディオショウでアナログレコードを再生すれば、音が良く感じられるのでオーディオ機器の紹介するのに大変有利だと思います。
アナログレコードには、ハイレゾ音源にない魅力があるように思います。
今回、驚いたことに海外の高級なCDプレーヤーに、ハイレゾのSACDが再生できないCDのみ再生できる専用機のようなものもありました。
高級CDプレーヤーが、SACDに対応していないことは不思議です。
もしかすると海外のオーディオの事情は、ハイレゾ音源の再生に魅力を感じていないのかも知れません。
ハイレゾ音源の再生に魅力を感じないというようなことは、私自身のオーディイオの経験から理解できます。
ハイレゾ音源の再生を主体に販売するメーカーは、真剣にアナログレコードの音の研究をする時期がきているのかも知れません。
ハイレゾ音源を売りにするメーカーは、アナログレコードの音の魅力を解明することが出来れば、ハイレゾ音源を魅力のある素晴らしい音にすることが可能だと思います。
日本のオーディオメーカーについて
20年前であれば日本の大手のオーディオメーカーが勢ぞろいになってオーディオショウの中心となって、にぎわっていたのですが、最近では海外オーディオメーカーが中心で日本のオーディオは小さな存在になっているようにいつも感じられることは、非常に寂しく思います。
1990年以降、日本の大手のオーディオメーカーは、グローバル化を推進して合理化を求めた結果、日本でのオーディオ機器の製作がほとんどなくなってしまいました。
企業の技術者自らオーディオを設計して、日本国内で製作することが良い製品を生み出すのに最も近道だと思いますが、そのようなことが現在の日本の大手の企業には理解出来ないようです。
現在の日本の大企業を、大企業になさしめたものも有名したのも、かつての企業の技術者自ら設計して、日本国内で製作した所以であるにも関わらず、現在の日本の風潮は、日本政府を始め大企業の考えはグローバルを推進することのように思います。
現在日本の大企業は、今でこそ大企業として活躍しているのですが、その基礎をつくったのは間違いなく、かつての人たちが努力した結果であり、一生懸命に国内で生産した結果だったと思います。
現在の日本大企業が活動できているのは、創業者築いた財産があったからだと思います。
日本最大のオーディオメーカーで世界のSといられる企業は、かつての経営陣が海外のエンターテイメント企業を買収したことで、その利益があるからS社が維持できているだけで、もし経営陣がエンターテイメント企業を買収していなければ、とうの昔にS社は日本企業ではなくなっていたことでしょう。
現在のS社は日本企業ですが、既に膨大な外資が流入しているので純粋な日本企業といえるかどうか分かりません。
このような状況は、S社だけでなくN社からP社になった日本最大大手の総合家電メーカーにもいえるかもしれません。
身売りするためのグローバルに思えてなりません。
創業者から譲り受けらた経営者にとっては、どうでも良いことかもしれませんが、その企業にいた多くの技術者にとってはたまったものではありません。
かつて、あれだけリーダー的に素晴らしいオーディオをリリースしていた日本のメーカーが、現在では海外メーカーの下請け的な存在に成り下がったことに非常に残念に思いでいっぱいです。
日本は、日本独自のオーディオとして展開して、そこにいる技術者を含め日本企業としてのプライドのあるオーディオ製品を見てみたいと思います。
日本の大手のオーディオを機器メーカーは、もう一度初心に戻ってもう一度、かつてような日本の企業のオーディオ製品としてのプライドのある高品質なオーディオを製作してほしいものです。
海外のオーディオも良いのですが、日本のオーディオを中心としたオーディオショウを体験してみたいものです。
日本独自のオーディオの世界があってこそ、本当の意味でオーディオショウが心から楽しめるようになると思います。
おわり