File No.057-6
Handy Video Recorder Q4nの記録方式は、movというフォーマットで記録されています。
movファイルは、mp4形式などに変換しないと普通のパソコンでは見ることができません。
撮影したデータのmovファイルをパソコンで直接見るには、movファイルに対応したソフトウエアが必要になりますが、Handy Video Recorder Q4nには、パソコンで撮影映像を見たり編集するソフトウエアなどは付属していません。
Handy Video Recorder Q4nで撮影したデータをパソコンで見るには、アップル社の『QuickTime』というソフトウエアが必要になると説明書に記載されています。
最近のビデオカメラは、保存方法(ファイルフォーマット)が複雑で、パソコンなどに詳しくないと理解出来ないように思われます。
私自身は、フリーの動画変換ソフトを使用して、mp4などの必要なフォーマットに変換しています。
Handy Video Recorder Q4nも他のビデオカメラと同じく、撮影後どのようにしたら良いかが分かりづらいように思いました。
Handy Video Recorder Q4nの取扱説明書には、撮影した映像データを、編集加工してDVDに保存する方法など一切記載されていないので自身で考えていく必要があります。
ビデオカメラを全くの初めて使用する方にもHandy Video Recorder Q4nで撮影することは簡単ですが、撮影後にDVDを製作する方法は、なかなか直ぐには理解するできないのではないかと思います。
このような撮影後の処理についての分かりづらさは、Handy Video Recorder Q4nだけにいえることではありませんが、全ての家庭用のビデオカメラで使用できる統一されたフリーのソフトウエアなど製作するなど、各ビデオカメラメーカーは協力して欲しいものです。
全てのビデオカメラメーカーが協力して、撮影したデータを加工してDVDやブルーレイディスクに保存する一貫した方法を確立してく必要があると思います。
現在のビデオカメラは、初心者の人が撮影後にビデオカメラからデータを取り出して、他のものに保存する方法が大変分かりにくいように感じます。
ディジタル・ビデオカメラで撮影した映像を統一した標準的な処理を確立していかなければ、誰でも気軽にディジタル・ビデオカメラを利用できるようになりません。
多数の存在する映像ファイルフォーマットが原因かも知れませんが、ビデオカメラを製作しているメーカーであれば初心者でも直感的に把握して使用できるようにしておく必要があるように思います。
これらのビデオカメラ撮影後に生じる編集なのどの処理について、ビデオカメラ・メーカーが協力して解決していく必要があるとのではないかと考えています。

Handy Video Recorder Q4nの不満
撮影が長くなると自動に分割されてしまいます。
オーディオショウを撮影しているときに、途中に止めた覚えがないのですが、映像が分割されて撮影されていました。
Handy Video Recorder Q4nの仕様には書かれていないのですが、恐らく4Gなると自動に分割されてしまうのは間違いなさそうです。
曲の途中で分割されるので、演奏を撮影している人には不満になると思います。
撮影が長くなると自動に分割されてしまう仕様は、パソコンの規格などに合われているのかも知れません。
Handy Video Recorder Q4nの販売価格から普通のハイビジョン・ビデオカメラに匹敵するぐらいの画質は、無理な望みなのかも知れませんが、普通のハイビジョン・ビデオカメラに匹敵するぐらい良ければもっと満足できたと思います。
Handy Video Recorder Q4nだけにいえることではないのですが、最近のビデオカメラにはファインダーが付いていません。
明るい場所で撮影すると液晶に何が映っているか全く確認ができませんので、撮影は手探りにになってしまいます。
サンプルの電車の撮影していたときも、どのように撮れている液晶が全く見えなかったので、レンズを適当に向けて手探りの撮影になりました。
Handy Video Recorder Q4nだけではなく、ビデオカメラにはファインダーを付けて欲しいものです。
ビデオカメラやデジタルカメラにファインダーがあれば、どのような場所でもファインダーで確認できるので絶対必要だと考えています。
Handy Video Recorder Q4nの評価
良い音質で記録できるビデオカメラを求めてHandy Video Recorder Q4nを購入するに至りましたが、画質や画角に問題がりますが音を優先したので、低価格のビデオカメラとして私自身は十分に満足できるビデオカメラだと評価しています。
Handy Video Recorder Q4nは、18mmのワイド広角の単焦点レンズ仕様なので普通のビデオカメラと異なりズームが使えないので普通のビデオカメラとして使用するには、少し無理があるかも知れませんが、非常にコンパクトなサイズで簡単に撮影できることは、たいへん重宝します。
現在、手軽で良い音で撮影できるビデオカメラがないことからすると、若干の画質や画角に不満があっても音の良いビデオカメラとして高く評価できます。
Handy Video Recorder Q4nに、もっと画質などの性能を求めたいのは間違いないことですが、販売価格的にも十分に納得できる素晴らしいビデオカメラだと思います。
ネットカメラとして使用できるようですが、私自身ネットカメラとしてHandy Video Recorder Q4nを使用したことがないので分かりません。
Handy Video Recorder Q4nは、ネットカメラとしてのクオリティは十分持っており、音質が音が良いので、別にカメラとマイクを用意する必要がないので、動作が安定するならネットカメラとしてHandy Video Recorder Q4nを利用することは良い選択になると思います。
現時点、Handy Video Recorder Q4nに代わるものは、日本の大手のビデオカメラ製造メーカーで音質を求めたビデオカメラというと見当たらなく、音質重視のユーザーにはHandy Video Recorder Q4nはたいへん重宝するのではないかと思います。
Handy Video Recorder Q4nは、オーディオ・ハンディレコーダーとしても使用できるのでオーディオ・ハンディレコーダーを求める人にもオススメできます。

Handy Video Recorder Q4nは、普通のビデオカメラを求める人にオススメできない。
私自身は、良い音で記録できるのがメインという特別な事情からHandy Video Recorder Q4nを購入したので、画質や画角について不満はなくHandy Video Recorder Q4nに十分満足することができましたが、普通のビデオカメラを購入しようとする人にはHandy Video Recorder Q4nをオススメすることは出来ないと思います。
普通のにビデオカメラを求める人が、Handy Video Recorder Q4nを使用すると、広角レンズの特性から撮影した映像の左右が歪曲することに驚かされるでしょう。
もちろん私自身も左右が歪曲しない映像を撮影したいと思いますが、これだけはHandy Video Recorder Q4nの仕様なので諦めており、必要に応じて低倍率のズームを使用して映像の歪曲を誤魔化して撮影しています。
普通に人が常に画角を気にしながら撮影することは、ストレスになりかねません。
Handy Video Recorder Q4nの特殊な使い方を、普通にビデオカメラを求める人に押し付けることはできません。
また、最近ではiPhoneやスマートフォンを使用してビデオカメラで映像を撮影でき、それらの映像のクオリティがVideo Recorder Q4nで撮影したものと同等程度や少し上ぐらいなのでビデオカメラとしてVideo Recorder Q4nの画質に大いに不満を持つことになると思います。
普通にビデオカメラを求める人にHandy Video Recorder Q4nが、高音質で記録できるといっても、映像が特殊なのでできないでしょう。
それらの理由で良い音で記録したいという目的がない普通の人には、Video Recorder Q4nをビデオカメラとして簡単にはオススメできません。
しかし、音楽活動をしているアマチュア音楽家の人には高音質でハイビジョン映像を記録できるにHandy Video Recorder Q4nは、最高の選択技ではないかと思います。
これはHandy Video Recorder Q4nが、アマチュア音楽家を対象としたビデオカメラなので当然のことです。