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日本の大手のビデオカメラメーカーは、何を開発してきたのだろうか?
家庭用ビデオカメラの歴史から考えると大手の日本のビデオカメラメーカーには長く開発してきた歴史があります。
Handy Video Recorder Q4nは、大手の日本のビデオカメラメーカーからすれば新興メーカーといえるメーカーですが、大手のビデオメーカーが開発しなかった明瞭な良い音と共にハイビジョン映像を記録できるという特徴があります。
音が映像をリアルするというのは映画などを見れば一目瞭然の事実なのに、長い開発の歴史のある日本の大手のビデオカメラメーカーが映像のクオリティ以外に音のクオリティに注目しなかったことが不思議でなりません。
もし大手の日本のビデオメーカーが真剣に家庭用ビデオの音に取り組んでいたら、Handy Video Recorder Q4nのような製品は存在できなかった可能性もあります。
『日本の大手のビデオカメラメーカーは、何を開発してきたのだろうか?』
と疑問に思ってしまいます。
1990年以降日本の大手のビデオメーカーは、グローベル化を重視するあまり大きなものを失ってきたように思います。
ビデオデッキやビデオカメラなどの家電製品は、最も日本がリードしてきたのですが、グローバル推進とともに、だんだんと日本の家電製品の地位が失われつつあります。
クローバル化に伴ない多くの部品を海外生産することで、日本独自のクオリティを獲得していくことが難しくなったからだと思います。
海外から部品を輸入して国内で組み立てをしているだけでは、本質的に良いクオリティの製品をすることはできなく、価格競争に勝ち抜いていくことはできないでしょう。
Handy Video Recorder Q4nには、映像とともに良い音質で記録できると特徴があり、この映像と共に良い音質で記録するということを、日本の大手のビデオカメラメーカーから出てこなかったことにじたいに驚かされます。
今後、日本の大手のビデオカメラメーカーに家庭用ビデオカメラに良い音質への追求を真剣に見直して求めて欲しいと思います。
日本の企業には利益追求だけでなく、かつてのように消費者に高品質な製品を提供することに誇りを求めて欲しい強く要望します。

本当に欲しいものが手には入らない時代
日本のメーカーのビデオカメラやオーディオを購入しても、海外生産のものばかりで真の意味で楽しむことができません。
海外生産の製品が悪いといっているのではありません。
何処の国でも独自で製品を開発し生産して、他国の製品と競争することが製品の独自性ができて、消費者が本当に楽しめることができます。
性能差を云々しているのではありません。
電気的な性能が悪くても魅力のある製品もあり、各自の製品に対する考え方の違いなどを楽しむことができます。
しかし現在のようなグローバル社会では各国の製品は、最終製品の上流(製造国)にあるのは全て同じであるような状況では、各国が独自に製品のクオリティを競争することがなくなり、真の意味で製品を楽しむことができません。
日本のメーカーの製品に『made in Japan』があってからこそ『made in USA』、『made in Germany』、『made in England』、『made in Chaina』の製品を楽しめるのです。
全てが、同じ源流の製品には各国の技術者が考え出したような独自性が乏しく、個性が感じられない製品が多くなるので真の意味で消費者が楽しむことができません。
各国は企業は、自国で開発、生産することを追求することが、各国の企業、人々は自社の製品に対しての誇りを持てるものだと思います。
利益のみを求めるなら製造業ある必要すらありません。
製造業であれば製造業として、本当の意味で消費者に喜ばれる誇りのある製品を世に提供することが求められているのではないかと思います。
全体の行動に左右されるのではなく、自社の独自の技術を確立して消費者を喜ばして欲しいものです。
心が躍るような製品を求める。
最近、ビデオカメラやオーディオの製品を見ても、なぜか心が踊るようなことがありません。
オーディオ製品などを見ていると、素晴らしい発想の製品を見かけることもあるのですが、以上に高価すぎる製品であったりして、直ぐに冷めてしまいます。
高価な製品が嫌いなわけではないのですが、高価な製品は高価な製品なりの努力があるかが必要だと思います。
大袈裟に高額なオーディオ製品を見せられると、その製品開発や製作の努力に対して考えると、オーディオファンをバカにしているようにしか感じられないからです。
そのような製品が市場にあふれてるのが、現状ではないかと思います。
日本のビデオカメラは、世界にリードしていた部門なので是非日本のメーカーの手で世界をリードしていくような製品を登場させて欲しいと希望します。
流石、日本製品といわれるような価格以上の内容を有した優れたパイオニア的な製品を、日本のメーカーに期待したいものです。
消費者の心が躍るような製品を、日本のメーカーで実現して欲しいと思い生ます。

おわり