File No.17-4 JBLハーツフィールドについて(4)  -スピーカー-

現在のステレオ音源をハーツフィールドで再生

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File No.17 / 04

ハーツフィールドを現在のステレオ音源を再生すると

ハーツフィールドが発売された時代のオーディオは、モノラル音源だったのでスピーカーを1本で再生していました。

ハーツフィールドは人気のある名機なので、現在このスピーカーを左右に2本配置してステレオで再生することを試みられています。

Hartzfieldを2本並べた画像
ハーツフィールド2本で再生する

モノラル音源で最高といえる音を披露したハーツフィールドでも、左右に並べてステレオで再生すると、

    

『音場が広くなりすぎて、音に違和感が出てしまいます。』

ハーツフィールドは、1つの音を左右に分けて強制的に音場を作り出す構造になっています。 モノラルの再生ではハーツフィールド独自の音場感を演出して、非常に立体感のある音が披露されましたが、それがステレオの再生になると、その独自の音場感が2つになってしまうのでカブってしまいます。 その結果、音場が広くなりすぎてしまいます。

現在のような歯切れの良いロックサウンドは、左右2つのハーツフィールドでステレオで再生すると、音場が広がりすぎるので向かないかも知れません。

やはりハーツフィールドは、1本のスピーカーをコーナーにおいてモノラル音源を再生するように設計されていると思います。 当時は、左右に2本のスピーカーを並べて再生することは、想定してなかった(考えていなかった)と思います。

私がハーツフィールドというスピーカーとはどのようなものか?ということに気づいたのは、モノラル音源の最適な再生の方法を考えていたときでした。

こちらは

    

File No.4 『モノラル音源の最適な再生の方法』

に詳しく掲載していますので、こちらをご覧ください。

ハーツフィールド(Hartzfield)を考える つづく


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