File No.2-4  コンセント -アクセサリー-

ロジウムメッキ、金メッキ、プラチナメッキのコンセントについて解説しています。

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ロジウムメッキ、金メッキ、プラチナメッキのコンセント

高級オーディオコンセントとして、導電板の部分がロジウムメッキ、金メッキ、プラチナメッキの製品があります。

ロジウムメッキは、金メッキより高価で、1億回以上の抜き差しに耐えると言われています。 信頼性と耐久性が高いので、軍の電子部品のジャック等に使用されているようです。

このときの高級プリアンプのカタログに、ロジウムメッキは1億回以上の抜き差しに耐えると書いてあり、私はそのプリアンプに憧れたものです。 (その高級アンプメーカーも現在は、金メッキになっているようです。)

金メッキ、プラチナメッキは、一般知られているように腐食がなく、導電率が高い特徴を持ちます。 これらは、埋蔵量が限られている希少金属としてので大変高価です。

プラチナ(白金)は、金より導電率が高く腐食もしないので、金より高価な金属です。

オーディオ・コンセントの説明画像
オーディオ・コンセントの説明図面

これらの高価なメッキをしたコンセントに交換することで、オーディオの音質が本当に良くなるのでしょうか?

認めたくない現実

ホスピタルグレードのところでお話を致しましたが、私の友人で大変コンセントによる音質アップに興味をもち、多数のコンセントを取替え実験した結果です。

ロジウムメッキ、金メッキ、プラチナメッキのコンセントは、音に様々な特有の癖ができてしまいます。 中音域が良くなれば低音域が悪かったり、高音域が良くても中音域が悪かったりして、何が良くなれば何か悪くなるというように、どうしても音に不自然さが出てしまうのは免れませんでした。

いろいろなコンセントを交換して多くのお金とそれを試す為の時間をにつぎ込んだ後に、自分の希望に反してオーディオ用のコンセントは必要ないのではないかと結論になりました。

いろいろ試した結果、

   『普通に販売されている3Pのメッキのないタイプで十分ではないか!』

     

という悲しい結果になりました。

   『認めたくない現実です。』

ここで無理に高価なオーディオ用コンセントの良いところを並べることは簡単なことですが、実験した結果が自分自身にとって、どのような不都合なことでも事実として向き合わないと本当に良いオーディオに辿りつくことはできないと思っています。

厳しいようですが、これがオーディオというものだと思います。

全てを総合した結論として

結論としてコンセントの交換は、普通のメッキのない3Pタイプをオススメいたします。

もし、どうしてもコンセントをオーディオ用のコンセントに交換してみたい方は、まず1箇所だけ『ホスピタルグレードのコンセント』に交換してみてはいかがでしょうか?

オーディオ・アクセサリー中でも『ホスピタルグレードのコンセント』は、安価なので失敗しても安くつきます。

交換後、コンセント交換でオーディオの音をアップできる可能性を感じれは、次に良さそうなオーディオ用のコンセントにアップグレードするなり、すべてをホスピタルグレードのコンセントに交換すれば良いと思います。

もし、コンセント交換しても音質改善にならなかったと思えば、コンセントで音質の改善をあきらめ、メインのオーディオ機器の改善、グレードアップなどを考えていけば良いでしょう。

警告:壁コンセントの交換には、電気工事士の資格が必要になります。 コンセントの交換は、販売店にご相談されるこをオススメ致します。

おまけ情報(アースができない)

オーディオコンセントとして3Pのコンセントに交換したいと思い3Pの壁コンセントを購入して、いざ取り付けようとして2Pのコンセントを外してみると、3Pのコンセントのアースを接続する線が見当たりません。

これは当たり前のことで、日本の電源は、2Pのコンセントを採用しており、片側(長い穴の方)を接地側(アース)としています。

その為、日本の家でアースが繫がっているコンセントはほとんどなく、日本のすべての家電製品は2Pのコンセントで動作するようになっています。

家庭でも洗濯機やエアコンのコンセントにはアースが通っているものもありますが、コンセントを外してみると、実際にはアースがついていない場合が多いです。

ほとんどの家がアースが繫がっていない理由は、アースを繋げなくても電化製品が動作するからです。

家を建築する場合は、建築仕様書どうりにアースを接続しなければならないのですが、一般家庭でアースが取らない場合が多いです。

マンションのような集合住宅でも安心できません、アースが繫がって場合が多いです。

せっかく購入したオーディオ用のコンセントでも、アースを取れなければ効果が半減します。

アース工事をすれば良いと思われるでしょうが、アース工事は地中にアース棒を埋めなければならない大変な工事で大変費用がかかります。 (エアコンにはアース棒がついていますが、エアコン設置工事中にアース棒を埋めているのを見た事はないと思います。 機器が動作しない限りアース工事はしないのが普通で、それぐらいアース工事には手間がかかります。)

オーディオファンが良い音を求めて、

 

『3Pのコンセント交換しても、アースをとることができない』

 という悲しいジレンマに陥ることになることもあります。

でも、アースをとらなくてもコンセント交換だけで何らかの音が変わるのがオーディオですけどね・・・

                            おわり

                             

                         

                         



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