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ポリマーワックスの音質や画像が良くなる(仮説)
ポリマーワックスでCDやDVDをコーティング処理すると、CDやDVDを保護するだけでなく、音質や画質が良くなる可能性について説明していきたいと思います。
一見表面が滑らかに見えるCDやDVDの表面も拡大していくと、表面がボコボコをしてザラついているいる可能性があります。

このザラツキがレーザー光が表面に当たったときに拡散され記録層に届くレーザー光が弱ったり、レーザー光のスポットが広がり読み取りのエラーが発生します。 少々のエラーは、ディジタル補正理論により修正されますが、ある一定以上の読み取りエラーが発生すると、音とびや画像が乱れたりし、修正の限界を超えるとフリーズや再生不能になります。
ポリマーワックスでこの表面を処理することで、細かいコンパウンドが表面のザラツキを取り去り、ボコボコしているとことに透明ポリマーが入り込むため表面が滑らかにになります。
CD・DVDの表面がポリマーと保護層のポリカーボネートが一体になり滑らかになることで、レーザー光が表面に当たったときに拡散されないために少ない減衰で正確(ピンポイント)に記録層にあたるので正確に読み取りができるようになります。
またもう一つの効用は、ポリマーワックスで表面のザラツキをなくすことで、CD・DVDの表面の平面性を向上させる可能性があります。
CDやDVDの盤面表面の平面性が上がると、レーザーがぶれずにピンポイントに記録層にあたり、より正確データを読み取りができるようになることが想像できます。
CDやDVDは、少々の読み取りエラーが発生してもディジタル的に補正できるようになっているので再生に支障がきたすことはありませんが、これが音質や画質の影響を考慮すると意味合いが異なります。
CDやDVDは、なるべく補正しないで裸の状態でエラーが少ない方が、画質や音質が良くなると考えられます。
エラーを繰り返しても自動修正され、音とびやドロップアウトのような現象が発生しないので普通に再生するには問題なくても、エラーを修正するたびに微妙なタイミングがずれていき、それが音や画質にでてくる可能性があります。
人の感性は、恐ろしく鋭いところがあり理論上は関係ないようなところでも不自然さを感知してしまいます。 普通に再生されていてもエラーの多いディスクを再生すると、いつもと何か違う違和感を感じたりして、それが音や画質にでてくるのではないかと思います。
以上のことは現在のところは
『全てが仮説』
となります。
私自身の経験ではポリマーワックスのコーティングで音ににどれだけ効果があるか分かりませんが、映像ではDVDの画像が安定(縦のブレがなくなる)したり、ドロップアウトがなくなったことが何度もあるので、映像では一定の効果があると考えています。
これらのことは実測して実際のCDやDVDの表面の状態やレーザーの反射の状態、記録したビットの状態、使用前と使用後の光学メディアの裸のデータの状態を調べたいと考えていますが、個人ではあまりにも微細なことなので調べることができません。
メディアメーカーや大手の家電開発メーカーで検査できる環境にある方に、是非調べて欲しいと思っています。 検査した結果を是非、世間に発表していただき、自社の製品の開発に役立てていただければ幸いです。