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SACDやハイレゾ音源
21世紀になりオーディオは、ディジタル音源により高音質を求めて、CD以上のクオリティのSACD(スーパー・オーディオ)などのハイレゾ音源が誕生しました。
オーディオファンにとって、これまで以上に音のクオリティが上がることはたいへん良いことで歓迎すべきことだと思います。
現在最も高音質とされるハイレゾ音源には、その音を視聴していると音質以前に大きな問題をかかえているように感じざるえません。
その問題は、音を楽しむオーディオというものにとって、たいへん重要だと思われるからです。
現在、私はSACDやハイレゾ音源のたぐいの音質について良い情報をいるいろと聞いたり記事を読んでいても、あまり同意ができません。
それらの情報や記事は、SACDやハイレゾ音源の良スペックの優れていることばかりが記載してあるのですが、実際にSACDやハイレゾ音源の視聴した音などを総合すると音源の音質以外に表現自体に問題があるように思えるからです。
この問題は、あまり一般的ではないかも知れません。 あるいは、SACDやハイレゾ音源を狭義的に捕らえすぎてるかもしれません。
しかし、長くオーディオを趣味としてきて、これらの問題を解決できない限りは、ハイレゾといわれる音源に私自身が敬遠になりがちになってしまいうことは間違いことです。
この問題が解決できなければ、これから発売されるオーディオ機器や高音質CDなどにますます期待ができなくなるように思います。
私が考えているハイレゾの音質以前の問題は、一般には大変理解しがたい問題かも知れません。
しかし、オーディオの周りを見渡せば、音質の問題をすべてを解決したハイレゾ音源がある時代に、再びアナログレコードが注目され支持されてきていることを考えれば、これらのハイレゾ音源における問題がオーディオの中でなんとなく理解されつつあるのかもしれません。
ご存知のとうりハイレゾ音源は、以前のCDのディジタルの規格で問題とされた視聴帯域外の録音の再生やCD以上にダイナミックレンジを有し、音のあらゆる問題を解決して登場してきました。
CDの視聴帯域外の問題が取り上げられるようになったのは、もともとアナログ・レコードの音が良い理由として『視聴帯域外の再生』というものが音質に良い影響をする考えられていたからです。
このCDの視聴帯域外の問題について、私自身、異論がありこの件については、
で掲載しておりますので、そちらの方を参照してください。
CDの視聴帯域外の問題を除いても、音の記録密度や周波数レンジ、ダイナミックレンジ SN比など検討すると、ハイレゾ音源が現在のオーディオで最高の録音・再生の方法であるのは間違いない事実です。
しかし、私がこれまで以上の高音質といえるハイレゾ音源の音に疑問をもっているのは、数々のハイレゾ音源を視聴した結果、高音質というもの意外に、問題があるように感じてならなかったからです。
この大きな問題が解決しない限りは、私はハイレゾ音源やハイレゾ音源メディアに魅力を感じることはないだろうと思います。
この問題を深く感じてしまうのは、私個人的なことかもしれませんが、オーディオの音について考える上で、重要なことが理解することができると考えて掲載しました。
高音質といわれるハイレゾ音源の特徴
たくさんの普通のCDより高音質といわれるCDやハイレゾ音源といわれる高音質音源を視聴してきましたが、これらには音源の音にには特徴があるように思いました。
これは、すべての高音質といわれる音源の特徴ではないと思いますが、一応私自身が感じたことをあげさせていただきました。
高音質といわれるハイレゾ音源の特徴
1、音が滑らか
2、音がきれい
3、周波数レンジが広い
4、ダイナミックレンジが広い
5、音場が広い
6、ひずみが少ない
7、低音が柔らかい
8.音の広がりが良い
これらのハイレゾ音源の特徴は、ハイレゾ音源が高音質で良いところでもあります。
オーディオ・スペック的にSACDやハイレゾ音源を考えると、これ以上ないぐらいの高性能・高音質といえます。
ハイレゾ音源は、オーディオ技術者、オーディオファンの誰もが認める高性能・高音質の媒体だといえます。
しかし、このようなハイレゾ音源のスペックから高性能・高音質の固定観念のイメージから、本質的な高音質というものを解らなくしてしまっているものだと思います。
私は、これまでいろいろなSACDやハイレゾ音源を視聴してきて、ある結論に達しざるえませんでした。