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『メモリーカードの高音質モデル』を百歩譲って考えてみる
百歩譲って考えて、かりに『メモリーカードの高音質モデル』が存在したとしても、このメモリーカードが何処で製作されたものか気になります。
もしこの『メモリーカードの高音質モデル』がS社の自社で開発したものではなくて、他のメモリーカード製作する企業が、この高音質モデルのメモリーカードを設計・製作していたなら、S社には正確なメモリーの構造や技術的な問題点などを把握することはたいへん難しいと考えられます。
もしS社が、『メモリーカードの高音質モデル』を完全に自社で生産をしているなら、メモリーカードの構造上の全ての問題点を把握していると考えられるので『メモリーカードの高音質モデル』というものについて、ある程度は認めることができます。 いやS社の『メモリーカードの高音質モデル』を認めざるえないでしょう。
S社がメモリーカードを完全に自社で生産できるなら、音質を最優先するためにメモリーの設計・構造を自由に操ることができ、高音質のために完全にカスタムライズされたメモリーを提供することができます。
例えば、
高音質のためにメモリー構造を通常のメモリーと完全に変更してしまう。
メモリーセルなどの配置や結線素材、シリコンの素材濃度など完全にコントロールする。
など実施しているなら、『メモリーカードの高音質モデル』の存在が十分理解できます。
しかし、他社の製造したメモリーを供給を受けているだけなら、メモリーの構造などを変更することは不可能に近いと思います。
他社の製造したメモリーの構造などを変更することは、全く不可能であるとはいいませんが、それには膨大のお金がかかるので、わざわざ高音質メモリーカードのためにそこまで投資する企業はないと思います。
『メモリーカードの高音質モデル』の説明などを総合して考えると、S社の『メモリーカードの高音質モデル』は、自社生産でなくメモリーカード製作する他社から供給を受けたものだと推測いたします。
百歩譲って考えた結果、S社が『メモリーカードの高音質モデル』を自社で製造しているなら、『メモリーカードの高音質モデル』というもの存在に否定はできないと思います。
それであれば、製造工程の違いにより『メモリーカードの高音質モデル』というものが、プレミアム価格が付いてしまうのは仕方がないことだと思います。
しかし、『メモリーカードの高音質モデル』が自社生産の製品でなく、他のメモリーメーカーの製造製品なら、メモリーの詳細なところが把握できないので、『メモリーカードの高音質モデル』が少し疑わしいものになってしまいます。
『メモリーカードの高音質モデル』が、オカルト製品と言われても仕方がないことかも知れません。

『メモリーカードの高音質モデル』を推測する。
S社いわく『メモリーカードの高音質モデル』は電気的ノイズの少ないメモリーとしています。
しかし、電気的ノイズとは何か全く説明が不足しているので、このメモリーカードの内容がほとんど理解できません。
そこで、この『メモリーカードの高音質モデル』というものについて推測していきたいと思います。
メモリーというものは、大容量になっていくほど回路がたいへん微細になっていくことは理解できるでしょう。
それが32ギガメモリーなれば、ナノクラスの微細な回路になります。
その微細なメモリーの回路は、完全な状態で製作することはできず、必ずどこかでメモリーセルの不良セクタが出来てしまいます。
しかし、メモリーセルに不良があっても、一定数を超えない限り不良になることはありません。
なぜならば、プログラムによってメモリーの不良セクタを飛ばして記録し呼び出せるからです。
メモリーは、同じ製造工程を経ても完全に同じメモリーは製作できなく、どこかに不良のセルができてしまいます。
不良のセルの大いか少ないかで、メモリー自体ににランクというものができます。
これらのランクについては、一般に知らされることはないでしよう。
そのメモリーのランクの分け方として、あくまでも推測ですが
例えば、
Aランクのものは、軍用、科学計算用、宇宙利用
Bランクのものは、学術用、理系大学、研究室
Cランクのものは、一流メーカーOEM用
Dランクのものは、一般用
Eランクのものは、廉価版一般用
Fランクのものは、ノーブランド
Gランクのものは、不良品
という感じです。
恐らく『メモリーカードの高音質モデル』は、CからEランクの中から、特性の違いなどで音質が良いと思われるものを選定しているものだと思います。
メモリーは基本的に製造するものが同じ(各メーカーにより構造か異なります)で、製品の出来栄えでランク付けされる特殊な製品といえます。
ここで一番いいたいことは、『メモリーカードの高音質モデル』というプレミアムモデルのメモリーが、電気的ノイズの軽減の為にプレミアムモデル用に新しくメモリーの構造を設計・開発されたものであれば、プレミアム価格で販売されることに納得ができます。
また、『メモリーカードの高音質モデル』が高い耐久性のある最高ランクのメモリーであれば、それ相当の価格がつくことも理解できると思います。
『メモリーカードの高音質モデル』が市販のランクのメモリーで構造も全く同じで、何らかの性能測定値が違うだけのものが『メモリーカードの高音質モデル』というものなら、 このプレミアムモデルの価格は高すぎるように思います。
『メモリーカードの高音質モデル』が市販のランクのメモリーの中から選んでいるだけで 高価であるなら、このメモリーがオカルト製品と罵倒されても、ある程度仕方がないというよりはありません。