File No.45(全4ページ)  グローバルは、オーディオの楽しみが少なくなる。(1) -コラム-

グローバル化が進んでいくと、オーディオの楽しみが少なくなっていくということについて解説しています。

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グローバルは、オーディオの楽しみが少なくなる。

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輸入盤レコードの魅力を知る

オーディオの楽しみとして、各国のさまざまなレコードやCDを選んで音を鑑賞する楽しみがあります。

かつてのオーディオファンは、自分の好きな外国音楽のLPレコードのCDを楽しんでいました。

ビートルズでいえば、まず簡単に入手できる日本盤を購入して聴いて見て、ビートルズサウンドがたいへん好きになっていきます。

ビートルズサウンドが好きになると、ビートルズのいろいろなアルバムに興味が出てきます。

そのようなときにオーディオ雑誌などにビートルズのUKオリジナル盤を楽しんでいる記事などを見かけると、

『UKオリジナル盤は何だろう?』

と考えるようになってきます。

記事には、ビートルズのオリジナル盤を楽しむような内容が載っています。

記事をよく読むと、

『どうやらオリジナル盤は、他のレコードものより音が良いらしい。』

オーディオファンにとっては、好きなアーティストのサウンドを最高のの音で聴きたいという切な願望があります。

そこでビートルズのオリジナル盤が気になりようになり、レコードショップで調べてみると、ビートルズのUKのオリジナル盤というのは大変高価で販売されていることをはじめて知るようになります。

しかし、オリジナル盤はとても高くて購入できそうにないので、とりあえずUK盤あるいは輸入盤というものを購入してみることになります。

購入した輸入盤のレコードを視聴したときに音の違いに驚きます。 もしビートルズのアメリカ盤を聴いたとすると、エコーが深く音の違いを顕著に感じることが出来たと思います。 だんだんとビートルズの輸入盤というものに興味が増大していき、イギリス盤の音が好きになったり、ドイツ盤は音が良いなどとなり、いろいろ購入してしまうことになってしまいます。 (より詳細になれば、オリジナル盤の中でもレーベルの違いやデック・ジェームス盤など よりマニアックになってきます。)

初めは、オリジナル盤ないんて高価でとても購入できないと思っていたのに、いつの間にかオリジナル盤を求めている自分がいたりします。

好きなアーティストのサウンド真髄まで楽しみたいというのが、オーディオの楽しみの1つでもあるといえます。

(あくまでも各国盤を楽しむという例え話になります。 ビートルズは、日本盤でアメリカ盤やイギリス盤などうを日本盤で販売していました。 当時の日本の豊かさを連想させます。 ビートルズのレコードの楽しさはもっと深くジャケットカバーの違い、アメリカの回収盤のブッチャーカバーやフランスのホースカバー、その他シェルカバー、ドイツ盤、マジカルミステリーツアーのジャケット違いなど様々な楽しみかたがあります。 ビートルズのレコードの楽しみ方は、余りにも奥が深く膨大で、ここでは到底記載することはできません。)

同じタイトルのレコードやCDでも、輸入盤などいろいろあるのが楽しい

オーディオの楽しみは、音の良い高級なオーディオ機器を揃えて視聴するだけが楽しみではありません。

同じタイトルのレコードやCDのさまざまな輸入盤を楽しむことで、オーディオの楽しみが増え、オーディオにより深い楽しみを得ることができます。

特に古いアナログレコードの各国の盤の音の違いは、顕著でたいへん面白いものです。

各国盤の音の違いは、その国の人やエンジニアの感性のの違いなそを感じられ、その国の音の好みなどが理解できて、新鮮な感覚で好きなアーティストのサウンドをよりよく楽しめるようになります。

好きなアーティストの購入したアルバムで音が良いなどの当たりを引いたときは、本当に嬉しくなってしまいます。

この各国盤の音の違いは大変奥が深く、必ずしもオリジナル盤だけが良いとはいえなく、また、一概にドイツ盤のレコードは音が良くて、日本盤のレコードの音は良くないと単純なものではありません。

レコードの各国盤による音の違いは、本当に奥が深いもので。追求すればするほど楽しみが増えていきます。

オーディオが、CDのようなディジタル時代が進んでいき音源が世界統一マスターになってアナログレコードような各国盤による大きな音の差がなくなってしまいましたが、それでもプレスする国などにより音の違いがあります。

BEATLESのAbbey RoadのCD初期盤の写真
このようなCDは音が違うので、大変楽しい

音の世界は奥が深く、ディジタルのような同一のデータであっても製作する人の気持ちのようなものが音として出てきくるよう思います。

これが音を扱うオーディオというものが他の家電製品と違うところで、オーディオの面白さだと思います。

最近、アマゾンで購入したマイルス・デイビスのCD  つづく



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