File No.50(全5ページ)  音・音質について考える。(1) -コラム-

音・音質について考えることについて解説しています。

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音・音質について考える。

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オーディオにとって最も求められること

オーディオにとって最も求められることは、良い音への追求だと思います。

しかし、この良い音というのもは、人それぞれの考え方や感性があり、一筋縄ではいかないのが本当のところです。

ある人が良い音質と思えるものでも、他の人には良い音には聴こえなかったりするのがオーディオに良い音・音質のを追求することを大変難しくしているものだと思います。

オーディオの再生される音や音質を再生周波数レンジやダイナミックレンジなどの技術的なスペック的に考えることもできますが、現在のようにディジタル・オーディオの時代になると、技術的なスペックに関しては、ほぼ完成されている状況です。

このオーディオの技術的なスペックに関して誤解あるといけないので申しておきますが、再生周波数レンジやダイナミックレンジなどの見ためのスペックは、ほぼ完成された状態であり、昔のように大きく劣化したものは存在しないということをいっております。

恐らく他にもっとオーディオの音を調べる良い方法方法が存在するかも知れませんが、現在考えられている方法では、音・音質は完成されるといえます。

つまり、CDなどのディジタルオーディオに入っている情報は、基本的に大きく劣化したものは存在ないということです。 (ここでは、普通に発売されているCDなどのオーディオ・スペック情報のことを定義していますので、特殊な例は除いて考えています。)

オーディオの音声をを再生周波数レンジやダイナミックレンジなどの技術的なスペック的だけに絞り良し悪しを考える方法もありますが、ここでは、オーディオの周波数レンジなのどスペック的なものは考えずに、人の感性から音・音質というものを考えたいと思います。

音楽芸術の存在

オーディオは、ただ自然の町の音や会議の記録の音声などを聞くために存在するのではなく、音楽という芸術を主に再生する機器です。

良い音・音質を考える前に、音楽芸術の存在というものについて考える必要があります。

もし音楽という芸術が存在しなく、ただ音を聴くだけがオーディオというのであれば、オーディオに良い音や音質を求める情熱は少なかったように思います。

オーディオにとって音楽という芸術は、切っても切れない存在であることは紛れもないことです。

音楽という芸術が存在しなければ、現在のようなワイドレンジかつ高音質で再生ができるオーディオには発展しなかったことでしょう。

音楽というものは、一種の癒しや安らぎを求めるようなものなので、オーディオに美しい音を求めて追求していくことは自然な成り行きだと思います。

バイオリンやピアノの美しい音色を視聴できることは、オーディオファンにとって大変嬉しいことです。

オーディオにとって『美しい音』というものは、良い音として考えられることでしょう。

良い音と思われるものは、2種類考えられる。

オーディオの再生音で良い音や良い音質といわれても、人それぞれのさまざまな感性をもっているので、一筋に説明することが大変難しいものです。

オーディオで再生される音を部分的に、歌手の声、ギターの音、ドラムの音、ベースラインの音に分けて分析していく方法ありますが、それらの方法も間違いない方法なのですが、今回のテーマでは音全体から考えたいと思いますので、ここでは音の部分的な良し悪しについては触れることはしていません。

技術的なスペックを抜きにして、音の良さについて考えるとき音の評価として、透明度の高い音、シャープな音、柔らかい音、硬い音などとさまざまな音の要素として表現できますが、音の良し悪しの表現の説明は大変難しくなってしまいます。

ここでは、透明度の高い音、シャープな音、柔らかい音、硬い音などの表現をして音の良し悪しを考えるのではなく、それらのことは一応全てクリアーしていると考え、大きく音の良し悪しを捉えていきたいと考えています。

音のの表現のさまざまな要因をそぎ落として考えるとして、一般に良い音や良い音質といわれるものは、大きく分けて2種類だけに分類していきたいと思います。

まず最初に前章の解説のようにオーディオにとって『美しい音』は、良い音として考えられます。

良い音は、『美しい音』以外に、もうひとつ重要な要素があり、その良い音のもうひとつの重要な要素として考えられるのは『リアルな音』です。

良い音と良い音質の分類として

  

『美しい音』と『リアルな音』

2種類の音に絞って考えていきたいと思います。

『美しい音』とは  つづく



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