File No.58-3  必要のない日本独自仕様を考える。(3) -コラム-

海外には放送B-CAS(ビーキャス)カードは存在しないことについて解説しています。

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File No.58 / 03

海外には放送B-CAS(ビーキャス)カードは存在しない。

B-CAS(ビーキャス)カードは、不思議なことに海外では存在しません。

海外では無料で視聴できるテレビ放送にB-CAS(ビーキャス)カードを使用しなかればならない機器など必要ではなく、B-CASカードのようなものは認められないものだからだと思います。

アメリカの例でいうと、無料の地上波ディジタル放送のチューナーは内臓されており、テレビを購入すると直ぐに見ることができます。

有料放送を視聴するためには各自の契約によって受信機器が送られてきて、その受信機器とテレビを繋ぐことで視聴できるようになります。

非常にシンプルで公平な方法だと思います。

グローバルを求める大手のアメリカ大好きな日本企業が、アメリカと同じ仕様にしなかったことが不思議です。

海外には放送B-CAS(ビーキャス)カードは、存在しないことから考えると日本独自の日本の消費者が困るよううな仕様は必要ないとしか考えられません。

アメリカのテレビ機器にはB-CASカードは必要ないの説明写真
アメリカのテレビ機器にはB-CASカードは必要ない

日本独自のB-CAS(ビーキャス)カードは、海外では理解出来ないだろう?

海外の人が自国のテレビ機器が

『無料放送を見るために日本独自のB-CASカードを使用する必要がある。』

という仕様をどう思うだろうか?

海外では国民にデメリットしかないB-CAS(ビーキャス)カードような仕様を採用することは馬鹿げていると思うでしょう。

日本は、政府と癒着した企業が自社の利益になるように、消費者のことを全く考えていない仕様を勝手に導入されました。

そのような意味では民主的に大きく遅れているように感じられます。

日本独自の仕様を採用するなら、海外でも採用したくなるような優れた仕様を採用して欲しいものです。

日本独自の放送B-CASカードが素晴らしいなら、海外でも広めるべき。

グローバルを求める日本の家電メーカーは、海外でB-CAS(ビーキャス)カードを普及させれば良いのでは思います。

B-CAS(ビーキャス)カードというものが大変優れたものであれば、日本独自の仕様にする必要はありません。

大手の家電メーカーは、ここ20年グローバルを推進していきグローバル至高主義のような感じがあり、そんなにグローバルが魅力を感じているなら、海外でB-CAS(ビーキャス)カードを進めていけば良いと思います。

放送B-CAS(ビーキャス)カードは、日本の家電メーカーが認める日本独自の素晴らしい規格なのですから!

恐らく放送B-CAS(ビーキャス)カードのような無料のディジタル地上波に放送に必要のない仕様を海外に広めようとしたら、失笑を食らうかバカにされるのではないかと思います。

放送B-CAS(ビーキャス)カードという海外で通用しないものを、日本の独自規格として採用することは日本の発展を阻害しているものでしかありません。

放送B-CAS(ビーキャス)カードという日本独自の規格そものが、海外で通用しないものなら即刻廃止してもらいたいものです。

放送B-CAS(ビーキャス)カードというものがない方が、日本の消費者にとって遥かにメリットがあると思います。

消費者は喜ぶことを求めるのが、正しい企業、国のあり方ではないかと思います。

災害対策を考えれば地上波ディジタル放送にスクランブルをかけてはいけない。

最近の日本では、大きな地震が続き災害対策に国民、政府を含め躍起に対策を求めています。

非常時に地上波ディジタル放送は、大変役に立つ情報源となります。

非常時の放送にスクランブルがかかっていると、非常時に何ならかの要因が発生してスクランブルの解除ができなければ、テレビが映らなくなってしまい大切な情報を得ることが出来ません。

災害の非常事態を考慮すれば地上波ディジタル放送にスクランブルをかけることは、決して良い方法とはいえません。

非常時のみスクランブルを解除して放送するということも考えられますが、緊急なときにスクランブルと入れたり切ったりすることは大きなロスでミスにもなりかねません。

日頃からスクランブル放送しない方が、はるかに災害時に役立つと思います。

政府及びテレビ製造メーカーは、緊急時や災害時の放送のためにスクランブル放送というものについて真剣に考えて欲しいものです。

災害対策のためアナログ放送を確保して欲しかった。 つづく


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