File No.16 / 01
1メートルで20万円以上するオーディオケーブルがある。
オーディオのスピーカーケーブルで1メートル20万円以上するケーブルが存在するのを知っているだろうか? 少し前なら1メートル50万円もするオーディオケーブルも存在していたと思います。
オーディオを全く知らない友人に、1メートル20万円のケーブルを自慢して見せれば、その友人は静かに去っていくでしょう。
嫁に、1メートル20万円のケーブルを見せると離婚されることは間違いありません。
普通の人からしたら、このような馬鹿げたケーブルの存在すること自体、信じられないことかもしれませんが、オーディオの世界では普通に存在し販売されています。
もちろんこの高額なオーディオケーブルは、普通の銅を使用したものとはことなり、純度99.999999%の銅を使用して製作されているようです。
純度99.999999%の銅で使用して製作されたケーブルは、8N(エイトナイン)と呼ばれ 銅の純度が高い方が電気抵抗が少なくなり、オーディオ信号がケーブルにスムーズに流れるので、色づけの少ない純度の高い音が再生されるというものです。
高純度オーディオケーブルで音が良くなるのか?
8N(純度99.999999%)などの高級なオーディオケーブルが、そんなに音が良くなるのか は疑問があります。
オーディオは精妙で信号ケーブルやスピーカーケーブルを交換するこで音が変わることは、筆者の経験・実験から間違いない事実でした。
これらのことは以前に
で掲載させていただきましたが、
『音がよくなるものも良くないものも存在する』
という結論になりました。
純度99.999999%のケーブルは本当か?
純度99.999999%の銅を使用したケーブルが音質に良いと100歩譲って考えるとして、そのケーブルが本当に純度99.999999%の銅を使用して作られたといえるだろうか?という疑問があります。
購入した高価なケーブルの音が良くなろうか悪くなろうが、純度99.999999の銅を使用して製作されているケーブルであれば一応は納得せざるえません。
最近はケーブルも海外製品が多くなってきているなか、私はこれらの高純度の銅を使用したケーブルをあまり信用していません。
純度99.999999%の銅のケーブルに確信がもてない。
なぜなら最近の日本社会は、グローバル主義のようなものがはびこり、
『誠実さ』
が欠けてきているように思うからです。
大手の会社が食品偽装を平気でする社会で、高純度オーディオケーブルが存在
最近の会社は、会社定款など表向きにはたいへん素晴らしいことをいいますが、いざ蓋を開けてみると食品偽装していたということもあります。
食品偽装がばれると、料理長が誤認したということで片付け
『会社ぐるみで詐欺を容認しているのに、全くおとがめがありません』
最近の日本社会は、要領の良いものが評価されるようになり、正直者がが損するようになってきています。
そのような状況のなか私は、
『純度99.999999%の銅のケーブルに確信がもてません』
また、オーディオケーブルを低価格で海外のメーカーに委託して製作して、本当に高純度の銅ケーブルである保証はどこにもありません。
大陸から安全基準量を超える危険物質を含有している食品のうなぎを、輸入していつも問題になっているのに、個人が購入する工業製品だけがまともな製品であるといえるものでしょうか?
最近の日本の会社は、消費者が口にしたら問題のあるうなぎでも、輸入してから何ヶ月が日本で養殖して、日本うなぎに振りかえたり平気でしています。
もちろんこのこと知っていても国や政治家は、利権のためなら黙認しています。
このような社会で工業製品だけが問題ないのは、奇跡に近いと思います。
もしかしたら、販売会社は高純度の銅ではないのを知っていて販売しているのかもしれません。