File No.28-3 ハイレゾ音源の音質以前の問題(3) -ディジタル-

ハイレゾ音源は機器メーカーにメリットでも、オーディオファンにはメリットはないことについて解説しています。

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5.1チャンネルサラウンドの構成

5.1チャンネルサラウンドは、メイン2本のスピーカー後方に2本のスピーカーにとセンタースピーカーを1本、サブウーハー1本で構成されています。

5.1チャンネル・サラウンドの説明図
5.1チャンネル・サラウンド

サラウンド再生は、映像の音として考えられているのでセンタースピーカーを設置するようになっています。 センタースピーカーの目的は、左右にスピーカーを大きく離して再生すると、センターの音が中抜けするために映像と音のマッチングが不自然になるので、音が中抜させないためにセンタースピーカーを設置しているものだと思います。

したがってセンタースピーカーは、音楽を再生するような広帯域のスピーカーである必要はなく、声などの中音域の明瞭度が必要なスピーカーです。

この5.1チャンネルサラウンド再生は、擬似的に音場空間をつくりあげ、2チャンネルステレオ・オーディオにはない圧倒的な音場感が得られるのが特徴です。

2チャンネルステレオ・オーディオでは、2つのスピーカーから音場空間を表現しなければならないので、広い音場空間を得る為には、かなり優秀なスピーカーを必要ですが、サラウンド再生では小型スピーカーを使用しても広い音場空間を得ることができます。

どのようなスピーカーを使用しても、簡単に広い音場空間を再現できることこそがサラウンド再生の魅力です。

7.1チャンネルサラウンドの構成

7.1チャンネルサラウンドは、基本的に5.1チャンネルサラウンドに2つのスピーカーを追加して、音源をより細かくコントロールできるようにしたものです。

7.1チャンネル・サラウンドの説明図
7.1チャンネル・サラウンド

基本的に7.1チャンネルサラウンドは、5.1チャンネルサラウンドのバージョンアップ版ということになります。

5.1チャンネルサラウンドや7.1チャンネルサラウンドが登場した当時のDVDの音は、音がぐるぐると回るような派手な演出をしていましたが、だんだんと落ち着ついて、最近では派手な演出が少なくなってきているように思います。

理想的な5.1&7.1チャンネルサラウンド

理想的な5.1&7.1チャンネルサラウンドを実現するには、再生音の音質のクオリティを最大限にすることが大切です。

まず最初に考えられることは、サブウーハーを除くメインの2チャンネルステレオのスピーカーと同等のクオリティのスピーカーを配置する必要があります。 つまり、メインスピーカーと全く同じスピーカーをサラウンド用に用意する必要があり、全てのスピーカーということです。

つまりサブウーハー以外、全てのメインの音質の良いスピーカーと同じ物にして音質をあわせる必要があります。

あくまでも理想として最高のクオリティとしていますので、現実的ではありませんがアンプをスピーカー1本ごとに1個配置させます。 アンプには、ステレオアンプでスピーカー2本で1個でも良いでしょう。

5.1&7.1チャンネルサラウンドプロセッサーを使用してサラウンド再生用の音を分けて、パワーアンプに送ります。

この方法が、サラウンド再生で最もクオリティが高い方法だと言えます。

理想的なサラウンド再生を達成しても つづく


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