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LED ZEPPELINファーストのリマスターCDの問題
LED ZEPPELINのファーストアルバムの新しくリマスターされたCDを視聴して、大変驚べきことを発見しました。
これがビートルズであったら直ぐに気づいていたことなのですが、ことがLED ZEPPELINだったので今まで全く気づきませんでした。
私自身こんな初歩的なミスについて、今まで知らなかったことが不思議なくらいです。
このことを私が最初に気づいたのは、LED ZEPPELINのファーストアルバムの古いタイプのUSA盤CD(最初期のCDではありません。)を視聴したときでした。
1曲目の『Good Times Bad Times』が終わり、次の『Babe I'm Gonna Leave You』が始った時です。
この曲は、最初にギターの音が左から出てきた後に右にボーカルが出てくるように編集されています。(リマスターCD、USALPレコード等)
私の所有しているUSAのLPレコードや新しくリマスターされたCDも、左ギターで右ボーカルだったので、チャンネルトラックの位置は、今までこれが普通だと思っていました。
しかし、この古いタイプのUSA盤のCDの『Babe I'm Gonna Leave You』が、私が他に所有しているドイツ盤のリマスターCDとUSA盤のLPレコードの左右のトラックと逆に入っているではありませんか?
最初に思ったことは、CDが発売された当初にトラックが逆になっているCDが存在しているということをオーディオ雑誌等で読んだ記憶があったので、この古いタイプのUSA盤のCDの方が左右のトラックが逆になっているミスプレス盤なのかなと考えていました。
この古いタイプのUSA盤のCDも、左右が逆に入っているミスプレス盤の一つだろうと思いました。
私は、古いタイプのUSA盤のCDの音が気に入っていたので、少し惜しいことだと思いでした。
とりあえず、この昔のUSA盤のCDがトラックが左右が逆になっていることを、私よりLED ZEPPELINのことについて詳しい友人に話して見ることにしました。
驚いたことに私よりLED ZEPPELINに詳しい友人も、トラックが左右が逆になっているリバーストラックのCDのことは知りませんでした。
そのことについて友人は、直ぐに調べてくれてLED ZEPPELINのアルバムのリバーストラックの問題は、海外のLED ZEPPELINファンには知られている事実だったそうです。
それから大変驚ろかされたことに新しくリマスターされたCDの方がトラックが逆になっているということでした。
古いタイプのUSA盤CDの方が、正しいトラックだそうです。
最初、正直、『冗談でしょう!』と思ってしまいました。
私は、新しくリマスターされたCDのトラックの方が、逆になっているなんて想像もしていませんでした。
なぜなら新しいLED ZEPPELINの新しくリマスターされたCDは、LED ZEPPELINのアルバムの製作者の一人であるジミー・ペイジが監修していたからです。
ジミー・ペイジが監修しているLED ZEPPELINのリマスターCDに、このようなトラックの左右が逆のミスがあるなど想像もしていませんでした。
なぜ、LED ZEPPELINのリバーストラックが話題にならなかったのか!
私自身は、昔からビートルズを聴いていたので、ビートルズであればトラックが逆になっていたりすると、コアなビートルズ雑誌に直ぐに取り上げられるのでミスがあるアルバムなどについて詳しく知ることができるのですが、LED ZEPPELINについては、つい最近、古いタイプのLED ZEPPELINを聴くまでトラックが逆になっていることに疑問をもったこともなく、全く知りませんでした。
このようなアルバムのトラックが逆などの事実がビートルズであったなら、自分が知らなくてもコアなビートルズファンには大きな話題になり、研究され尽くしていることだったでしょう。
LED ZEPPELINについては、私自身アルバムのリバーストラックの話題を聞いたことが全くありませんでした。
日本ではLED ZEPPELINのアルバムのリバーストラックの問題はあまり知られていないと思います。
日本のLED ZEPPELINファンの中で、なせ、アルバムのリバーストラックの問題が話題にならなかったのが不思議なぐらいです。
そのことをLED ZEPPELINに詳しい友人に尋ねてみると、LED ZEPPELINはライヴバンドでライヴ音源を楽しむのがほとんどで、ビートルズのようにアルバムの音源を重視していないそうです。
だからLED ZEPPELINファンは、オリジナルアルバムをビートルズのファンのように詳細な音の違い楽しむようなことは少ないそうです。
LED ZEPPELINというものは、そういうもののなのかと、なんとなく納得することが出来ました。
しかし、いくらライヴ音源を楽しむLED ZEPPELINでも、オリジナルアルバムの左右のトラックが逆になっているという、こんな初歩的なことを日本のLED ZEPPELINファンのあいだで、今までにあまり話題にならなかったことは考えられないことです。
しかも最新のリマスターされたCDまでもが、左右のトラックを修正されずに逆になっていたことが信じられませんでした。
LED ZEPPELINファンは、オリジナルアルバムにあまり拘っていないのがなと思ってしまいます。
LPレコードの時代からリバーストラックの問題は存在していた。
LED ZEPPELINのアルバムが左右のチャンネルが逆なっているリバーストラックの問題は、LED ZEPPELINのレコードが発売された当初から存在していたようです。
しかし、LED ZEPPELINのアルバムでリバーストラックの問題をあまり話題にされることもなく修正されてこなかった(修正されたのかも知れませんが放置されてきたレコードも多くある)ので、リバーストラックになっているLPレコードはかなりの数が存在しているものだと思います。
LPレコードからCDの時代になってからも、リバーストラックのCDが存在することに驚かされてしまいます。
CDを新しくリマスターを担当したレコードのエンジニアの方は、何を基準にしてマスタリングをしてきたのか理解に苦しみます。
また、アルバムの作品のオーナーであるジミー・ペイジ本人が自ら監修しているのに、このようなリバーストラックの問題を解決していなかったことに驚かされてしまいます。
もしかするとジミーペイジは、自身のLED ZEPPELINのアルバムを作品として左右のチャンネルが逆なっていても問題がないと考えてるのかも知れません。
本当のところは分かりませんが、以外とロック・アーティストの方は、ステレオの左右のチャンネルの位置など無関心なのかも知れません。