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日本製の光記録メディア製品の販売終了が考えられない理由
- 現時点、音や映像を記録を保存する媒体が定着していない。
- 他の光記録メディアの海外ブランドで信頼性のあるブランドがない。
- 光記録メディアの必要性がなくなったわけでなない。
- 光記録メディアは、長期記録保持に優れている可能性がある。
- 共有性を考えると、現在でも光記録メディアは必要
- 光記録メディアに変わるものがない。
1、現時点、音や映像を記録を保存する媒体が定着していない。
記録媒体として、ハードディスクやSSD、USBメモリーやSDカード、コンパクトフラッシュなどのメモリーが主流になっていることは理解できます。
しかし、カメラやビデオカメラなどの機器メーカーが記録媒体としてSDカード、コンパクトフラッシュなどの半導体メモリーを使用しているので、とりあえず利用しているだけに過ぎません。
記録された映像や音などで、大切なものは編集して光記録メディアに落とすのがほとんどでと思います。
2、他の光記録メディアの海外ブランドで信頼性のあるブランドがない。
現在、太陽誘電以外の光記録メディアで、品質が安定していて信頼性のある海外ブランドは皆無です。
海外ブランドでも探せば品質の良いものにあたるかも知れません。 しかし、安定して品質が良い海外ブランドの光記録メディアは存在しないのが現状です。
私たちが、海外ブランドの光記録メディアを購入するとき、品質の良し悪しは半丁博打のようなもので、それもほとんどが悪いほうの中から良いものに当たる必要があります。
このよう光記録メディアの状況の中で、日本国内生産の信頼性のある光記録メディアの必要だと思います。
3、光記録メディアの必要性がなくなったわけでなない。
現在、音や映像の最終記録媒体として光記録メディアは必要です。
半導体メモリー媒体で音や映像を記録したとしても最終的な保存は、光記録メディアになるのではないでしょうか?
『光記録メディアの必要性がなくなったわけでなない。』
このことをメーカーは、もう少し真剣に考えてほしいことで、信頼性のある日本国内生産の光記録メディアを販売することはメーカーの役目だと思います。
4、光記録メディアは、長期記録保持に優れている可能性がある。
現在、音や映像の記録方式として主流になっている半導体メモリーやハードディスクなどの記録は、長期記録保持を考えると信頼性が不足しています。
半導体メモリーに関しては、記録保持期間は10年といわれていますが、使用条件により実質の記録保持期間はもっと少ないと思われます。
ハードディスクは容量的には優れていますがが、モーターなどが組み込まれて高速で回転しているために非常に熱を発して磨耗していくので、ご存知のように突如として壊れてしまいます。 ハードディスクは、長期記録保持には向いていない媒体といえます。
現時点、光記録メディアは課題も多くありますが、他の記録媒体より長期記録保持に優れている為、長期記録保持からして光記録メディアは無視できません。
5、共有性を考えると、現在でも光記録メディアは必要
今、結婚式などをビデオカメラで記録して、その映像を編集して相手のお渡しするときどの記録メディアでお渡しするでしょうか?
SDカードやUSBメモリーなどの半導体メディアではなく、恐らくDVDなどの光学記録メディアになると思います。
なぜならば、最も普及しているのがDVDプレーヤーだからです。
DVDーR(DVD-Video)にしていれば
『見れなかった!』
ということになる心配がありません。
それぐらい光学記録メディアは重要な記録媒体であると考えられます。
これは、音の記録でもいえることで、若い人ならUSBメモリーでも十分かもしれませんが、不特定多数の人に共有の目的があると光学記録メディアのCD-Rが必要になります。
不特定多数の人と共有性を考えると、現在でも光記録メディアは必需品だと思います。
6、光記録メディアに変わるものがない。
記録保持の信頼性や不特定多数の人と共有性を考えると、現時点では光記録メディアに変わるものがありません。
そのことを考えると、信頼性のある国内生産の光記録メディアを残すことは重要だと思います。
以上のように現時点で新しい記録メディアが確定していない時点で、国内生産の光記録メディア販売をやめるのは理解しにくいことです。