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高品質の光記録メディアを必要としている
ディジタル技術が発達した現在では音や映像の記録するこが、たいへん手軽にできるようになりました。
短期的には記録したものを保存・再生には不便をすることはないでしょう。
しかし、長期的に視点をあてていくと保存というものがまだ不十分で確立されていないように思います。
これからの記録の保存には、クラウド(コンピューターのネットワークを利用してサーバーなどに保存していく方法)が注目されていますが、クラウドでディジタルデータの保存が主流になってもいっても、その先にあるのはハードディスクであったり半導体メモリーであるのでデータの損失は免れることはできません。
また、クラウドにはセキュリティ面で大きな問題を抱えているのも事実です。
記録で最も信頼できるのは手元に記録したものを置いて保存することです。
これは、今後も変わることはないでしょう。
手元に置いて保存する媒体でも長期保存ができなければ、保存する意味が減少してしまいます。
光記録メディアは、最も手軽に長期保存を目的とする媒体として期待の大きい存在だといえます。
まだ光記録メディアが100パーセントの長期記録保持能力をもっているとはいえませんが、大多数の人が長期記録保持のできる光記録メディア登場を待ち望んでることでしょう。
長期記録保持のできる光記録メディアの開発に日本の企業が成功すれば、長期記録保持の分野で日本の技術が一歩先を行くことになり、リーダー的にな存在になることは間違いありません。
世界の人々は待ち望んでいる長期記録保持できる光記録メディアを誕生させることこそが 日本企業の崇高な目的になるのではないでしょうか。
世界は、長期記録保持できる光記録メディアの誕生を待ち望んでいます。
光記録メディアは、可能性を大きく秘める記録媒体なので、日本国内の製造を打ち切ることは未来に背を向けるようで残念でなりません。
もう一度考え直して、日本で光記録メディアを開発・製造しましょうよ。
made in Japanの光記録メディアは、誰もが求めている。
少しでもAV機器に興味をもった人は、光記録メディアを購入するとき必ずと言って良いほど製造国を確認し日本製の光記録メディアを購入します。
それは、日本製は品質が良いという安心があるからです。
また、あまりAV機器に興味のない人でも、光記録メディアが必要になれば、パッケージに日本製と書いてあれば、よほど特殊な理由がない限り日本製のものを選ぶでしょう。
これは、
日本製(made in Japan)= 品質が良い
ということが頭に入っているからです。
かつての日本企業が、品質を追求してきた結果に、全世界で日本製という信頼を獲得しました。
外国の人に
『日本製というと品質が良い』
と答えてが返ってくるでしょう。
日本製(made in Japan)というのは、日本企業の特権のようなもので企業価値そのものだと思います。
近年、日本の企業は先代が血のにじむような努力で獲得した
『日本製の信頼性』
軽視しているように思います。
もう一度、先代の考えを学びなおし、真剣に日本製を追求していってほしいものです。
世界中、誰もが日本製(made in Japan)を求める中で、日本の企業が日本製を追求していかないことは不思議でなりません。
恐らく、世界の人々は日本の企業の行動が愚行に見えているでしょう。
みんなが求めるもの(日本製)を作れば良いのではないでしょうか?
日本の企業は、もう少しmade in Japanというものに誇りをもって活動してほしいものです。
あとがき
太陽誘電の光記録メディアの販売終了について、非常に厳しいことを掲載させていただきました。
太陽誘電という企業を批判をするつもりは毛頭ありません。
オーディオファンの私にとって日本製として残った太陽誘電の光記録メディアは、唯一の希望の星のような存在でした。
日本で光記録メディアを研究・製造していると、何れ数百年以上持つ長期記録保持の光記録メディアや高音質の光記録メディアを販売してくれるだろうと期待していました。
また、日本製の高品質な光記録メディアがあれば高品位なオーディオ機器やビデオ機器の復活・発達にも貢献できると考えていました。
私にとって、唯一といえる日本製の太陽誘電の光記録メディアは特別な存在でもありました。
その日本製の光記録メディアの販売が終了してしまうことを聞いて、たいへんショックを受けた限りです。
日本製の光記録メディアの終了は、今後のオーディオ機器に大きな影響を与えるものだと思います。
それがあり太陽誘電の日本製の光記録メディアの終了について、少し感情的になり厳しいことを掲載してしまいました。
おわり
