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日本製の光記録メディアがなくなることは?
太陽誘電が、CD-R/DVD-R/BRーRなどの光記録メディア事業から撤退することを発表しました。 太陽誘電の光記録メディア事業から撤退は、国内生産の光記録メディアがなくなる可能性があります。
光記録メディア事業から撤退すると、日本製の光記録メディアは大手の家電メーカーが製造しているBD-RE/-R (HTL) : 相変化膜の一部のみ残ることになります。
残りの大手の家電メーカーの日本製の光記録メディアも空前の灯火で、日本製の光記録メディアは、いつなくなっても不思議ではありません。 現に大手の家電メーカーの光記録メディアは、海外生産品に切り替わってきています。 (日本で高品質な光記録メディアを製造するという意識が低い思います。)
太陽誘電の光記録メディアは、日本生産の最後の砦といえるものでした。
太陽誘電とは、
太陽誘電とは、光学記録メディアの老舗としてDVD-RやCD-Rなど開発・販売しているメーカーで、DVD-RやCD-Rでは、『That's』ブランドで日本国内で生産している唯一といえるメーカーです。
『That's』のDVD-RやCD-Rは、オーディオファンやDVD製作者には、信頼の日本製造ブランドとして支持されてきました。
しかし、光学メディアで唯一といえるぐらいの信頼のある太陽誘電のDVD-RやCD-Rなどの光学記録メディアが今年で生産・販売を終了することを発表しました。
これは、オーディオファンや信頼性の高い光記録メディアを求めるものにとってたいへん残念なことです。
オーディオファンにとって太陽誘電は、信頼できる日本国内生産の光記録メディアのメーカーであったと考えられます。
ほとんどの人がCD-RやDVD-Rを購入するとき、太陽誘電の製品を
『日本国内生産だから、品質に安心感がある』
と信頼して購入していたと思います。
多くの人が求めていた日本製のDVD-RやCD-Rが生産・販売を終了することは、普通では考えられることではありません。
今後DVD-RやCD-Rを購入する人につって、どのブランドのものを購入したら安心できるのでしょうか?
最近では、ほとんどのDVD-RやCD-Rなどの光記録メディアは、海外生産の製品になってきていますが、品質等にバラつきがあり信頼性できるものは一つも存在しません。
海外生産のDVD-RやCD-Rで品質の良いもの当たるには、運に頼るしかない状況です。
このような状況の中で信頼されている日本国内生産のDVD-RやCD-Rを製造を終了することは、少々無責任な感じがします。
確かに日本国内生産の『That's』ブランドのDVD-RやCD-Rが販売不振かも知れませんが、多くのユーザーが求めている光記録メディアを製造の終了を発表したことに不満を感じてなりません。
企業は、消費者が求めるものを提供してこそ価値がある。
企業は、消費者が求めるものを製造・販売することが重要であり、消費者が求めるものを提供しないなら、何れ企業として存続すら危なくなるのではないでしょうか?
企業は、消費者が求めるものを提供してこ存在価値があると思います。
恐らく企業側の考えでは、収益性の低いエンドユーザー向けの製品(DVD-RやCD-R)を放棄しても、収益性の高い企業同士の取引で何とかなると考えているものだと思います。
しかし、エンドユーザーの無視する考え方では、今後の企業同士の取引でも上手くいくとは到底考えられません。
確かに光記録メディアの販売が下がってきてることは間違いないことで、日本製の『That's』ブランドのDVD-RやCD-Rの収益悪化が続いているかも知れません。 しかし、現在の光記録メディアの需要は無視できる数字ではありません。
このような数字を無視して営業していくと、何れ企業の存続の危機に発展していく可能性が考えられます。
なぜならば新しい市場は、現在需要のある市場より遥かに参入が難しく、現在需要のある市場の存続を考えた方が企業にとって良いと思えるからです。
ほとんどの長期に継続して収益を上げている企業は、一定の製品を長期に販売し続けています。 これが企業を長期に存続させる秘訣だと思います。
ここでは現在あるオーディオで利用して、モノラル音源を最高で再生する方法を考えていきたい思います。