File No.52-7  なぜ、アナログレコードなのか?(7) -アナログ-

新たなオーディオの体験を求める方へ、アナログレコードをオススメする理由について解説しています。

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File No.52 / 07

オーディオに新たな体験を求める方にレコードはオススメ

音楽に音質のクオリティだけを求めるのであれば、恐らくハイレゾ音源やリマスターCDで十分事足りることでしょう。

しかし、現在、ハイレゾ音源やリマスターCDの音に音楽の雰囲気などの物足りなさなどの不満を感じたなら、一度アナログレコードを視聴してみると良いかも知れません。

オーディオの音・音質という以前に、音楽という芸術作品というものについて味わうことを考えると、アナログレコードの音には音のクオリティ以上の芸術表現というものがあるように思います。

アナログレコードの芸術表現というのは言葉で説明することは大変難しく、実際に自身でアナログレコードの音を視聴して感じとる必要があります。

アナログレコードの音を好むオーディオファンは、恐らくハイレゾ音源などでは得られない表現をアナログレコードに求め、アナログレコードの音に魅力を感じているのではないかと思います。

今のオーディオの音に新たな体験を求める方には、アナログレコードの世界を体験することをオズズメ致します。

アナログレコードは、万人にオススメできない。

アナログレコードは、決して万人にオススメできるものではありません。

まず、CDやハイレゾ音源などの音や音質に十分に満足している人には、わざわざアナログレコードを購入して聴く必要はありません。

なぜなら、レコードは良い音で再生させるのが大変難しく、レコードプレイヤーを含めカートリッジ、フォノイコライザーなどの多数の優秀な機器が必要になり、大変お金のかかるものだからです。

また、アナログレコードに、必ずと言って良いほどスクラッチノイズが入っているので、スクラッチノイズやヒスノイズが気になる方にはアナログレコードをオススメできるものではありません。

新品のアナログレコードであってもスクラッチノイズが入っているし、古いレコードになると非常に多くのノイズが入っている場合があり、ノイズが多く聴きづらいアナログレコードも多く存在します。

ノイズの多いアナログレコードの音のサンプル

このLPレコードは、大変面白いことにチリやホコリのつかないレコードだそうです。

レコードの世界は、奥が深いですね。

LPレコードの写真
LPレコードの写真

ディジタル音源しか知らない世代のオーディオファンは、アナログレコードのスクラッチノイズに驚かれることだと思います。

よってノイズが気になって音楽に集中できない方などは、アナログレコードはオススメできるようなものではありません。

現在のオーディオの音に満足しているオーディオファンやノイズを気にされる方は、アナログレコードを購入しても、決して満足することはできないでしょう。

そのようなオーディオファンは、アナログレコードを購入することは無駄な出費になると思います。

全てのオーディオファンがアナログレコードの音が満足できるのではなく、万人にアナログレコードをオススメすることはできません。

全てのアナログレコードが、音が良いのではない。 つづく



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