File No.64-6  音楽について考える(6) -コラム-

気が付けば、昔の音楽ばかり求めていた。ことについて解説しています。

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気が付けば、昔の音楽ばかり求めていた。

気が付けば、昔のアナログレコードやCDなど昔の音楽ばかり求めている自分がいました。

新しくリリースされる音楽を全く見なくなってしまい昔のアーティストの新しくリマスターされて登場するCDなどにも全く興味がなくなってしまいました。

なぜか、古いものばかりをあさっている自分の存在があります。

私自身は、懐古主義でもなく、新しい音楽を否定するつもりは全くありません。

しかし、なぜが昔の音楽に行き着いてしまいます。

古いアナログレコードやCDのジャケットなどを見ていると、無性に聴きたくなってしまい購入予定外のものまで、購入してしまったりします。

既に持っているタイトルのアナログレコードやCDまでも、年代の違うプレス場所の違いなどに興味があり、ついつい無駄使いに走ってしまいます。

同じものでも音の違いを楽しむことができるのが、オーディオの楽しいところなのですが、いつも少し行き過ぎてしまうのが私の悪いところです。

現在の音楽よりも昔の音楽の方が、各国盤の音の違いを求めたり、なぜか同じアルバムでもより良い音で聴きたいという深い欲求にかられてしまうような気がします。

現在のアーティストの音楽にも、よりマニアックな追及を求めるものがあれば、もっと現在のアーティストの音楽に入れ込めるようになるのではないかと思います。

子供向けアニメーションの音楽

最近、子供向けアニメーションのアニメソングというものが、子供のことを考えて歌を製作していないようなものが多くあるように感じられます。

アンパンマンやドラえもんなどのアニメソングは、歌詞やメロディが子供にも分かりやすく、非常に良く考えられて製作されていました。

We are the worldの写真
アンパンマンとゲゲゲの鬼太郎

かつてのアニメには、アニメの内容がイメージできるような、わかりやすい曲が採用されていたので、ほとんどの曲が頭に残っていますが、最近では全く頭に残らないようなアニメソングが多くなってきているように思います。

現在のアニメソングの多くは、アニメとは関係ないような歌を無理やり採用しているように感じられます。

アニメソングは、アニメの内容を連想させるような曲が、最も良いでしょう。

数々の名作アニメーションには、アニメのストーリーと共に印象のに残るアニメソングがありました。

アニメソングは、かっこよさや高度な音楽の追求よりもアニメーションの内容からイメージを起こして製作する方が、遥かにアニメーションに貢献すると思われます。

しかし、最近では人気アニメ番組にアイドル歌手などが人気に乗っかるように、アニメソングを提供しているのが多いように感じます。 (人気アニメ製作者サイドから、人気アイドルに音楽を提供を求めているような逆のパターンもあるかも知れません。)

かつてのアニメソングは、アニメのイメージにあうような楽曲を独自に製作したものを専門の歌手が歌うものでしたが、現在は人気アイドルの曲をそのまま利用しているのも見かけます。

人気アイドルの曲をアニメソングにそのまま利用してしまうと、アニメの内容と曲のイメージが、マッチングしないのでアニメの曲としてスッキリこないことが多くあります。

大人の見るアニメーションなら、どのような曲を採用しても関係ないと思いますが、子供向けのアニメーションには、子供に分かりやすい、覚えやすい曲を採用して欲しいものです。(実際には大人のアニメーションでも、名作と言えるものにはアニメ専門の曲は必要です。)

大人が、大金を稼げるビジネスとして子供向けのアニメーションを利用するのではなく、子供向けのアニメーションには内容や歌を含め子供の健全な成長を慎重に考えて、愛情をもって制作する必要があると思います。

最近の日本社会には、どこかお金第一主義に向かっているような感じがあり、お金が儲かるなら子供の夢を利用してまでも、お金儲けの種にして利用することが多いと感じられます。

未来を背負う子供たちに、大人たちは少しのお金儲けを犠牲にしても、子供たちの純粋な夢を見せてあげることが必要です。

かつての日本の子供向けアニメーションのように、子供に愛情をもって制作して欲しいものです。

オーディオと音楽 つづく


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