File No.19-3 スピーカーの最適なセッティング方法(3)  -スピーカー-

レーザー墨出し器

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File No.19 / 03

レーザー墨出し器

レーザー墨出し器を使用すれば、左右のスピーカーを正確に合わせることができ大変便利です。 スピカーの角度を調整するようには出来ていませんが、使用方法を工夫すればスピーカーの左右の角度を正確に調整ができ、スピーカーのセッティングが完璧に調整できます。

レーザー墨出し器の画像
レーザー墨出し器の画像

しかし私は、これらの機械使用してスピーカーを完璧な調整してセッティングすることにあまり感心を持つことが出来ません。

スピーカーを完璧に設置することは良いことだと思いますが、完璧な設置を心がける程、些細な違いが気になるからです。

例えば完全に調整した結果、左右の音が少し違いを感じてしまうと気になってしまい悩みの種になってしまいます。

また、スピーカーを完璧にセッティングした後に、再生した音が気に入らずスピーカーの左右を少しずらしたりして音を調整したりすると、今度は完璧なセッティングというものから外れてしまうので、そのことが大変気になってしまいます。

スピーカーのセッティングに完全を求めてしまうと、再生された音に不満があってもスピーカーを感覚で調整することに抵抗が出来てしまいます。

完全なセッティングを求めて、いろいろと試しているうちに多くの時間を使い、なかなか完璧にならない故に心まで消耗してしまいます。

   

『完璧を求める故に、不完全さを認められなくなってしまいます。』

これが、レーザー墨出し器を使用してスピーカー・セッティングする方法の問題点です。

私は、オーディオファンがレーザー墨出し器まで使用してスピーカーをセッティングすることに反対はしませんが、あまり神経質にならない方が幸せかもしれません。

レーザー墨出し器は、最近では低価格なも販売されているので、変な高価なアクセサリー類よりも利用価値は十分あります。 またレーザー墨出し器は、スピーカーのセッティング以外で日曜工作にも利用できるので購入しても損はないと思います。

スピーカーの最適なセッティング方法とは

ここでスピーカーのセッティング方法について解説しているので、設置方法の理論的なことや設置の角度などの微調整など方法的なことに期待されたと思います。

残念ながら、それらのスピーカーの最適なセッティング方法については、詳しく解説しておりません。

一般にスピーカーの正確なセッティング方法として解説されている、スピーカーを内側に向けて角度を調整する方法はある理由により良い方法だとは考えていません。

スピーカーの角度を調整する方法が良いと思っていない私自身から、それらのセッティングの仕方にどんな理論的な方法論も存在しなく、どのように詳しくを解説できたとしても説得力がなくなってしまいます。 という理由で、スピーカーの角度を調整する方法の詳しい説明を省略ております。

私は、スピーカーを左右に平行に真っ直ぐに置く普通の方法が一番良いと考えています。 なぜならばスピーカーの正面からでた音が、

音が正面から出た音と壁などに反射した音が合成して、音が前方の中央に定位する音が一番自然に感じるからです。

最適なスピーカーのセッティング方法の画像
スピーカーの最適なセッティング方法の画像

スピーカーの角度を内向きに調整して音場の空間に自分自身を入れてしまうと、スピーカーを意識せずにフワーとした音場感で再生され気持ちが良くなるのは理解できますが、それがどうしても音に圧迫感がでてしまうからです。

スピーカーから再生される音が、ヘッドホンで聴いているような感じに再生され、私はそのような音の感じがあまり好きではありません。

スピーカーから出る音は、音場の中で捉えるので普通に真っ直ぐに置いたよりも良く感じれますが、音場の中に自分がいることに不安のようなものを感じてしまいます。

スピーカーの角度を内向きに調整しする方法は、強制的に美しい音場感を創りだす感じが否めなく、自然な音場から感じれる音を阻害しているように感じます。

人間は無意識の頭の中で音が出ている方向に音を感じるので、スピーカーから出てくる音は、前方から出てくることが一番自然に感じることができます。

スピーカーの角度を内側にして、斜め前から出てくる音で強制的に音場を合成させると、どのように音が美しく感じれても不自然になります。

スピーカーの中高音の指向性を考えると、スピーカー正面が最も音圧があるので角度を内側にする事で、耳がスピーカー正面に近くなるので音の輪郭が最もシャープに聴けます。

しかし、その輪郭が強制的な感じがして重たく感じてしまいます。

スピーカーを左右に平行に真っ直ぐに置くと、角度を内側に調整した音よりも輪郭がシャープではないかも知れませんが、スピーカーから出て来る音が自然に広がり自然な定位を得ることができます。

この音の輪郭は、高性能なスピーカーほどシャープに感じられ、スピーカーを左右に平行に真っ直ぐに置く方法は、スピーカーの性能の差が最も感じられる方法でもあります。

この真っ直ぐにスピーカー置く方法で自然な音場とシャープな音の輪郭を得るには、スピーカーにかなりの高性能・高音質が求められます。 (周波数特性、ダイナミックレンジ、解像度、位相特性、SN比など高性能スピーカーの要素を全て必要になる。)

スピーカーを左右に真っ直ぐに置き調整する方法は、基本的に普通にスピーカー置くだけなので簡単ですが、スピーカーの性能を要求するので、自然で良い音を視聴するにはスピーカー選びが大変重要になってきます。

スピーカーを左右に真っ直ぐに置き調整する方法は、スピーカーの性能に左右されますが、上手くいけば最高の音が音場が得られる方法なので、最もオススメするスピーカーのセッティング方法です。

スピーカーに内側の角度を付ける設置とは      つづく


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