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『WALTZ FOR DEBBY』デジパックのドイツ盤CD

OJC20-210-2(Riverside 9699)
WALTZ FOR DEBBY Take2&Take1-OJC20-210-2(Riverside 9699)《Tascam DR-40使用》
このCDは、『WALTZ FOR DEBBY』のドイツ盤のCDがデジパックに入っており、バーコードからUSAあるいはカナダの発売されたものだと思います。
CD盤面により20BitでマスタリングされたCDのようです。
このドイツ盤のCDは、音の鮮度が高いように思いますが低音に少し癖があるように思いました。
鮮度の良い音なので、曲順の編集の仕方が惜しい感じがしてなりません。
DO!JAZZ-Who said JAZZ isn't easy(20bitK2サンプル非売品CD)

WALTZ FOR DEBBY Take2?(DO!JAZZ-20bitK2サンプル非売品CD)《Tascam DR-40使用》
日本JVCの20bitK2マスタリングの販促用のサンプルCDの中の『WALTZ FOR DEBBY』の音源 『WALTZ FOR DEBBY』のアルバムを収録しているわけでなく、多数のサンプル音源の中に 『WALTZ FOR DEBBY』の1曲が収録されています。
20bitK2音源のサンプル盤なのですが、市販の20bitK2マスタリングのアルバム『WALTZ FOR DEBBY』とは音質が異なるところが不思議です。
高音のヒスノイズが多く収録されていますが、音の鮮度が高いように思います。
ワルツ・フォー・デビィ+4 [XRCD]

レーベル: ビクターエンタテインメント
収録時間: 65 分
ASIN: B00005GWO8
EAN: 4988002364251
VICJ-60141(1998年)
VICJ-61060 (2003年)
WALTZ FOR DEBBY Take2(XRCD)《Tascam DR-40使用》
WALTZ FOR DEBBY Take1(XRCD)《Tascam DR-40使用》
MY FOOLISH HEART(XRCD)《Tascam DR-40使用》
このXRCDは、ビル・エヴァンスファンに大変人気のがあり、現在ではプレミア価格で販売されているようです。
内ジャケットには、マスターテープからこのCDを製作する段階の図と説明文が記載されています。 このXRCDは、メーカーいわくアナログの音を完全に再現したということです。
ビル・エヴァンスファンの人気にアイテムとは裏腹に、私はこのXRCDの音にあまり魅力を感じていません。
音が全体にソフトな感じで低音が豊かに響く感じの音で、ピアノの高音部がディノイズされたような感じがしました。
XRCDの音は、綺麗な音だと思いますが、音の鮮度が少しう失われた感じに聞こえてしまいます。
このXRCDの音が、アナログの音源を完全に再現したということに疑問を持たざるえません。
アナログの音というものが、ソフトで温かいというイメージからXRCDを製作しているのかも知れませんが、鮮度の高い良いアナログの音という感じはしません。
良い音のアナログレコードの音は、鮮明ではっきりして音がストレートに飛び出してくるような感じがするからです。 このXRCDには、良いアナログレコードからでる音というものを感じられないのが残念です。
XRCDは、2003年に限定紙ジャケット(VICJ-61060)で再販されていますが、先発の1998年の(VICJ-60141)と音が同じであるかどうかは、確認していないので分りません。 もしかすると初めに発売されたXRCDと音が違うかも知れません。
『WALTZ FOR DEBBY』日本盤アナログLPレコード
『WALTZ FOR DEBBY』のアナログレコードの音についても考えていきたいと思い用意しました。 今回のアナログレコードの音源の元は、日本盤のLPになっており、一度CDにした音源をCDプレーヤーで再生したもので、ダイレクトに再生さたものを録音したものではないことをご了承お願いしたします。

WALTZ FOR DEBBY Take2(日本盤LPレコード)《Tascam DR-40使用》
WALTZ FOR DEBBY Take2(日本盤LPレコード)《Tascam DR-40使用》
WALTZ FOR DEBBY Take2(日本盤LPレコード)《Tascam DR-40使用》
サンプルは全て同じ日本盤のアナログレコードを使用しています。 録音した時期が異なるか、カートリッジの違いか忘れたので今回手元にあるものを全てを掲載しました。
アナログレコードの音は、各国盤により音の特徴が違う部分が多いと思われるので、多数のサンプルを作り検証していきたい所ですが、最近では『Waltz for Debby』のアナログレコードがあまりにも高価で販売されているので残念した限りです。
アナログレコードの音は、ノイズも多くCDのように奇麗な音でまとまった感じではありませんが、大変自然な感じがあります。
アナログレコードの自然な音の出方が、どのCDにもない魅力的な音がするように思いました。
オリジナル盤LPレコードは、もっと鮮度が高く音質が優れている可能性があります。
ビル・エヴァンスのファンは、何らかのアナログレコードを視聴してみることをオススメいたします。
『WALTZ FOR DEBBY』CAPJ009 24 KARAT GOLD(Anarogue Production) つづく