File No.39-7 ビル・エヴァンス-『WALTZ FOR DEBBY』CDの研究  -ディジタル-

『WALTZ FOR DEBBY』の CDについて考えることと廉価盤CDに望むことについて解説しています。

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File No.39 / 07

『WALTZ FOR DEBBY』CAPJ009 24 KARAT GOLD(Anarogue Production)

『Waltz for Debby』のAnarogue Productiongo-ゴールドCDの写真
USA盤CD(Anarogue Production) 24 KARAT GOLD

CAPJ-009()

24 KARAT GOLD CD

Made in U.S.A

WALTZ FOR DEBBY Take2 (Anarogue Production)GOLDCD《Tascam DR-40使用》

Anarogue Productionの限定ゴールドCDです。

Bill EvansのAnarogue Productionの『WALTZ FOR DEBBY』の限定生産のコールドCDは、『WALTZ FOR DEBBY』のXRCDと同じようにオーディオファンの間で音が良いという噂があり、たいへん人気があります。

このAnarogue Productionの『WALTZ FOR DEBBY』の限定生産のコールドCDは、現在購入することが難しく、24金コールドCDというものが魅力があるのか、コレクターの間ではかなりのプレミア価格が付いているようです。

私は、Anarogue Productionの限定ゴールドCDのプレミアムの価値以上に、どのように音・音質が良いのだろうか興味がありました。

Anarogue ProductionのCDの音質が良いという評判があったので、たいへん期待をして視聴したのですが、私がイメージしていた音とかなり違っていました。

全体に中音域が厚い感じで安定感のある音なのですが、その為かピアノの高音の繊細な部分が犠牲になった感じになっています。

ビル・エヴァンスのピアノの音がオルガンのように中音が厚く聴こえるので、ピアノ特有の高音の繊細さが足りなさ感じさせてしまいます。 私は、正直なところAnarogue Productionの限定ゴールドCDの音を良く感じられませんでした。

Anarogue Productionの分厚い音を好まれる方もいると思いますが、私自身は、音にもう少し繊細さがほしいので好みではありませんでした。

音が良いという評判のCDだったので、かなり期待していた視聴したのですが残念の結果になりました。

このCDを視聴して思ったことは、ネットなどで評判になったCDであっても、実際に自分で視聴しない限り、その情報が本当であるかどうか分からないということです。

もちろん、Anarogue ProductionのCDが最高音質と考えるオーディオファンがいることは、個人的な好みの問題なので、決して否定できるものではありません。

しかし少なくとも私は、Anarogue ProductionのCDの音がネットの情報のように音質が最高であるとは感じることは出来ませんでした。

いろいろ出回っている情報を鵜呑みにすることなく、自分で実際に体験することが本当に大切であると思いました。

このオーディオマスターファイルの考えだっても鵜呑みにするのではなく、自分自身で体験して、いろいろ考えてオーディオというものを楽しんで頂きたいと考えております。

  

『WALTZ FOR DEBBY』CAPJ 9399 SA(Anarogue Production)SACD

『Waltz for Debby』のAnarogue Productiongo-SACDの写真
USA盤CD(Anarogue Production) SACD

CAPJ 9399 SA(Anarogue Production)SACD

RLP 9399

Made in U.S.A

WALTZ FOR DEBBY Take2 - CAPJ 9399(Anarogue Production)SACD《Tascam DR-40使用》

WALTZ FOR DEBBY Take1 - CAPJ 9399(Anarogue Production)SACD《Tascam DR-40使用》

限定ゴールドCDで有名なAnarogue ProductionのSACD(Super Audio CD)でCDとハイブリッド仕様のCDです。

このSACDは、普通CDプレーヤーでも普通に再生できます。 (SACDプレーヤー専用のソフトも製作できるそうですが、現状ではほとんどのSACDはハイブリッド仕様で製作されているようです。 SACDのハイブリッド仕様は、普通であるということを意味します。)

CDの記録部分になりますが音質は、Anarogue Productionの限定ゴールドCDの音と良く似ており、中音域に厚みのある感じの安定感はある音です。

音に安定感があり、全体のひずみ感の少なさ限定ゴールドCDより、このSACDの方が良い感じがしましたが、高音の鮮度感は限定ゴールドCDと同じく少し落ちている感じがします。

私はAnarogue ProductionのゴールドCDといいSACDといい、Anarogue Productionのリマスターの音のセンスが好きになれないようです。

サンプル音源は、SACDではなくCDの音の部分の再生になります。 SACDの音の部分は、音質が異なる可能性があります。

『WALTZ FOR DEBBY』RCD-9399-2(DIDX-71924)20BitK2 USA

『Waltz for Debby』RCD-9399-2(20BitK2 USA)盤CDの写真
USA盤CD(20BitK2 USA)

RCD-9399-2(20BitK2 USA)

DIDX-71924

Made in U.S.A??

WALTZ FOR DEBBY Take2 - RCD-9399-2(20BitK2 USA)《Tascam DR-40使用》

WALTZ FOR DEBBY Take1 - RCD-9399-2(20BitK2 USA)《Tascam DR-40使用》

『WALTZ FOR DEBBY』の20BitK2マスタリングのUSA盤CDです。

高音にヒスノイズが目立つ音ですが、20BitK2のサンプル盤と音質が違う感じです。

全体に厚みがある音といえるのですが、20BitK2のサンプル盤に比べて高音の繊細さにかけている感じがあります。

ノイズリダクションで高音のヒスノイズを無理やり消していないとことは評価できるのですが、今ひとつ音が冴えない感じがします。

ビル・エヴァンスのピアノの高音の透けるような透明感を、もう少し表現できれば良いと思いました。

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『WALTZ FOR DEBBY』のCDを視聴した結果(結論) つづく


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