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ビル・エヴァンス-『WALTZ FOR DEBBY』CDの研究
ビル・エヴァンス『WALTZ FOR DEBBY』は、マイルス・デイヴィスの『Kind of Blue』と同様にジャズ音楽の名盤中の名盤で、初心者からジャズファン上級者も方まで愛されているアルバムです。
ジャズを聴き始める人が、最初にオススメできるアルバムがビル・エヴァンス『WALTZ FOR DEBBY』かマイルス・デイヴィスの『Kind of Blue』になります。
『WALTZ FOR DEBBY』は、ビル・エヴァンスのピアノが上品で美しく万人が好むアルバムでもあります。
今回、多数発売されているビル・エヴァンス『WALTZ FOR DEBBY』のCDの音の違いについて実際のスピーカーから再生された音を視聴して考えていきたいと思います。 (スピーカーからの再生音なので、ヘッドホンなどで視聴したときにには違う印象になるかも知れません。)
録音サンプル音源について
各『WALTZ FOR DEBBY』のCDを、実際のスピーカーから再生された音を録音してサンプルを製作しています。
録音機材としてTascam DR-40を使用しています。 サンプリング周波数は、16bit 44.1khzです。
レベル調整が上手くいっていない箇所がある可能性がありますので、聞き苦しいところがあるかもしれません。
Tascam DR-40は、鮮度の高い音質で録音できるのですが低音部分音が少し硬めに録音される特徴があります。 これはTascamの製品の全体の特徴ともいえます。

録音したサンプル音源の音で『WALTZ FOR DEBBY』のCDの音を100%判断することは出来ないと思いますが、音の感じや雰囲気を読み取ることができると考えています。