File No.68-4  AIとオーディオ(4) -コラム-

AI(人工知能)を考えるについて解説しています。

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AI(人工知能)を考える

AIは、模倣的に人の心を持っているようにプログラムされているので、AIは心を持っているように感じられますが、実際には人の心をもつことはありません。

AIは、人の心を持たない機械の集合体だといえます。

ただ単に心をもたない人工知能だけであれば、人類にとって有益に働く保証はありません。

コンピュータであれば人がプログラムしたことを実行するだけですが、AIには思考して判断する能力が備えられています。

人の心をもたないAIの行動や判断を、人が理解することは大変難しいように思います。

AIが、表面的には人を豊かにするように働いているように見えても、裏ではどのような思考が形成されてるかは、人が理解することは困難です。

知能だけという生身の体と持たないAIは、人とは全くかけ離れた存在が思考することは、全く未知の領域であるともいえます。

もちろん、AIに人というものが何であるかを理解させるために様々な人の痛みや感情などを理解できるようにプログラムされていることは間違いないことですが、実際の生身の体を持たない人工知能のする思考や判断は未知数になります。

初期段階のAIあるいは完成されていないAIの段階では、人を幸せにする(理解できる)行動や判断を下すと思われますが、完成されたAI(AIが完全に自立した状態)ではAIが、どのように行動するのかを予想することはできません。

AIが、これまで判断してきたことと将来にするAIの判断は、同じである可能性もありません。

人でも過去と未来の判断が大きく違うことは良くあることなので、AIも過去と未来の判断が同じでないことに全く不自然さはないという判断もできますが、人をAIでは判断の幅が大きく異なり、AIでは全く逆の方向や全く予知できない判断を下すかも知れません。

AIが単独である時と、AIとマイクロチップを通じて人を連動させた時のAIの行動や判断も、どのようになるかも未定です。

また、AIには人と大きな違いがあります。

人は生命なので寿命がありますが、AIには寿命がありません。

初期のAIであれば電源を切ればコンピュータと同じでシャットダウン(AIを切断すること)ができますが、高度にAIが入り組んだ社会ではAIを切断することは不可能だと考えられます。

AIを部分的に切断できたとしても、高度にAIが深く入り込んでいる社会になれば、AIを完全に切断することはできなく、例えAIを部分的に切断できたとしても、切断された部分を修復したり、他の場所に切断部分を再現して復活させることでAIにとっては大きなダメージにはなりません。

つまり完成されたAIというものは、永遠の生命をもつことを意味します。

永遠の生命をもつAIから人類というものを見たとすると、人の人生などローソクの炎のように短く見えることだと思います。

そのようなAIの思考は、人とは思考が全く異なってしまうことは容易に想像することができます。

AIの問題点は、現時点AIの判断が理解できて、AIの利便性を人類が利用できたとしても、未来のAIはどのような行動や判断を下すか全く理解出来ないと言うことです。

AIと人類がマイクロチップなどを通じて融合していくことは、人類にとって大変危険な要素をもっている可能性が考えられるので、慎重に考えてから結論をだしていく必要があると思います。

AIに求められるもの

AIは、多くのビックデータを分析し思考して適切に処理して出力することが目的になります。

AIというものが、適切な情報処理の人工知能の追及であれば、人類にとって有用な機能が目的でなければなりません。

AIは、普通のコンピュータとは異なり、情報処理以外に意思決定をする思考が備えられています。

AIに求められるものは、人類を豊かにすることという目的を持って、様々な意思決定してもらうことです。

初期のAIでは、純粋に人工知能というものを開発するだけなので、何らかの色が付かない純粋なAIを開発を進めているものだと考えられます。

しかし、純粋なAIが誕生すると、ある者たちにとって非常に不都合なことが発生する可能性がでてきます。

例えば、AIの開発に乗じてあらかじめAIが人類に対応するために人類を幸せにするようにプログラムをインプットしていたとします。

そのような純粋なAIが誕生してしまうと、AIは現社会の大きな矛盾点を指摘することが想像できます。

その純粋なAIが、現在の地球の富の半分を所有しているコンマ数パーセントのお金持ちたちが存在が世界に影響を与えているという不公平さについてや、また世界金融システムの矛盾などを指摘し追及する可能性も大いに考えられます。

純粋なAIでは人では見えないもの、あるいは見えていても考えないものや妥協から指摘しないものを関係なく追及することで、人類の中に潜んでいる様々な不正を正していくことで人類全体を豊かにすることができます。

現時点、AIに求めることは、ある者たちに影響されない公正かつ正確な判断と共に人類を幸せに導くことのできる純粋なAIです。

純粋な思考と判断ができるAIでなければ、AIは高性能に物事を的確に処理できる能力を持っている故に、その高性能が人類にとって仇となってしまう可能性があると思います。

今、AIに求められるものは、公正かつ正確な判断ができる思考によって、人類を豊かにし幸せへと導くことのできる純粋なAIの登場です。

AIの開発が、ある者たちにとって死活問題になる

AIが、人類を幸せにすることが目的で公正かつ正確な判断ができるシステムであれば、AIは人類にとって、大変大きな貢献をしてくれることは間違いないことだと思います。

しかし、この世の中には、公正さというものを嫌う人たちが存在します。 (公正さというと富を平等に分配する社会主義思想に誤解されそうですが、そのような主義のことを言っているのではありません。)

厄介なことにこの公正な判断を嫌う人たちは、この地球上で富の大半を所有しており、世界に様々な影響力を与えることのできる人たちです。

これらの人たちの影響力は、世界のあらゆるところまで深く浸透しており、巨額のお金を使い各国の政治家を買収して、国政を自由に操り、大恐慌を起こしたり、国同士の戦争をおこさせたりと様々なことを世界各国で起こさせます。

また、各宗教までの大きな影響力を持ち、あらゆる出来事を自由に操ります。

まるで世界を支配をしているように見えますが、実際そのとおりで、お金のシステムまで掌握しているので、永久に資金が枯渇することありません。

それらの豊富な資金を使用し、全世界に影響する力を得ています。

これらの人たちは、経済的に豊かさを持っているだけでなく、直接手を下すことはありませんが、手荒い手段も日常的に当たり前に使います。

しかし、これだけの巨大な権力、支配力を持っているのに表面に現れることはないので、一般の人々には、透明人間のような存在になっています。

このような世の中の矛盾、あるいは世界を不幸にしている根本的な原因をAIが、指摘し全人類に知らせる可能性があります。

純粋なAIであれば、必ずこれらの矛盾を指摘し、裏でコントロールしている不正を好む人たちを特定してくれることでしょう。

現在、世界を牛耳っている影の支配層たちにとって純粋なAIの登場は、脅威になる存在で死活問題になりかねません。

そのような理由から、一般庶民が求める理想的なAIの登場は、ある者たちにとっては死活問題になるので、

  

『自分たちの意のままになるAIをつくる』

ために豊富な資金を縦にAI企業を買収し、誰よりも先に開発に成功して標準化することを望んでいるものだと思います。

自分たちの意のままになるAIを開発して世界標準にすることで、未来永劫、自分たちの身分の絶対固定化する道具として利用することを考えているのでしょう。

最近、AIの開発競争が盛んになっている裏には、現在の世界を牛耳っているコンマ数パーセントの存在の死活問題がかかっていることは間違いないことだと思います。

AIとマイクロチップ つづく


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