File No.68-1(全8ページ)  AIとオーディオ(1) -コラム-

『AIとオーディオ』について解説しています。

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AIとオーディオ

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AIとオーディオについて

最近、何かと話題になっているAI(人工知能)について気になることがあり、かなり強制的ですが『AIとオーディオ』というテーマでAI(人工知能)というものを考えていきたいと思います。

21世紀になりコンピュータの処理能力が大幅に向上したことにより、AI(人工知能)の研究・開発競争が盛んになってきています。

以前では、AI(人工知能)の研究よりも、どちらかというとスーパーコンピュータなどのコンピュータの計算処理能力を競いあうことが重視されていましたが、ここにきてコンピュータの処理能力の開発競争が下火になり、多くのIT企業は、AI(人工知能)の開発にシフトしてきています。

コンピュータの計算処理能力の向上させるスーパーコンピュータの開発競争が下火になった理由としては、CPUなどを製造する工程でのマイクロプロセスの限界が関係あると考えられます。

マイクロプロセスの限界とは

マイクロプロセスの限界については、オーディオで考えれば、隣あった銅線を接触せずにどれだけ接近させることができるのかを考えていただくと良いと思います。

この銅線を接触せずに接近させることができれば、より高い周波数を扱うことができるのでCPUの動作周波数を上げることができ処理能力を大幅に上げることができるようになります。

以前のパーソナルコンピュータでは、CPUの処理能力を上げる動作クロック周波数が毎年のように上がっていましたが、CPUの動作クロック周波数が3GHzを超えてから、あまり動作クロックが向上していません。

その後は、CPUのクロックアップよりも一つのCPUを何層にも重ねてコンピュータを並列に処理させることで処理能力を向上させる方向へ向かっています。

つまり、現在の製造方法のマイクロプロセスの限界で、今以上のCPUのクロックアップが見込めなくなっているということです。

それゆえに、大手のコンピュータ開発メーカーは、現在の製造方法でのスーパーコンピュータの開発競争の熱が冷めてしまったものだと思います。

もちろん大手のCPU開発メーカーなどは、CPUの処理能力を上げるためにシリコンウエハース上のCPUの中に多くのメモリーを実装するなど日々、研究開発の努力を怠っている訳ではありませんが、マイクロプロセスの限界の壁があるので、現在の製造方法では進歩が少なくなっています。

今後、エラーがなく現在のマイクロプロセスを越える新しく画期的な製造方法が発明され、現在の方法よりも大きなメリットと製造コストの両立ができれば、再びスーパーコンピュータへの開発競争が始まるだろうと考えられます。

これからは、現時点、次世代の新しいタイプのコンピュータとして量子コンピュータなどの研究を少しずつ始めだしている感じだと思います。

ここで、少しずつ研究と書いたのは、いつ実現するか分からない量子コンピュータに企業が、大きな資金を投資することはないということです。

量子コンピュータ実現に画期的な製造方法が見つかれば、一気にスーパーコンピュータの開発競争が勃発するとは思いますが、現状では大学、企業の研究の結果待ちだと思います。

現在、スーパーコンピュータの開発というのは、安価になったCPUやメモリーを大量に並べて処理能力を競いあうだけで、コンピュータについてズブの素人でも、お金さえあればスーパーコンピュータまがいのようなものをコンピュータ開発企業に注文できるという事情になってきているものです。

つまり現在のスーパーコンピュータというのは、大手のコンピュータ開発企業にスーパーコンピュータをオーダーすることで、スーパーコンピュータの設計、製造プロセスなどの全てを大手のコンピュータ企業が生産するということになります。

スーパーコンピュータ詐欺事件について  つづく



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