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プロ仕様のアンプを生かす方法
プロ用のオーディオアンプを3Wey以上のワイドレンジタイプのスピーカーに使用すると 音質のクオリティには問題ありませんが、どうしてもカマボコ型の癖が目立ってしまいます。

プロ用オーディオアンプをに、昔のスピーカーやフルレンジ及び2wayのスピーカーで使用すると普通に良い音で楽しめると思います。 上手くいけば贅肉の少ないスッキリした音が、良い結果になる可能性があります。

SRスピーカーとの組み合わせ
プロ用オーディオアンプとSRスピーカーというプロ用(業務用)のスピーカーと組み合わせで使用すると、プロ用オーディオの特徴が最大に生かせます。 (昔はPAスピーカーといわれてましたが、最近は楽器やボーカルなどの音楽を再生するのをSRスピーカー、スピーチなどに使用するのがPAスピーカーと分けているようです。)
いろいろな種類のあるプロ仕様スピーカーですが、中高域がホーンで低音域がコーン型ウーハーになっている2Wayのスピーカーが良いと思います。
このようなPA・SRスピーカーで再生すると
『ライブステージのようなパワフルな音で再生されます。』
たいへん癖のある音で再生されますが、このような音が好きな方には良いかもしれません。
低音域のコーンウーハーが2つのタイプは、低音が過多になるので音楽を再生にはあまり向きません。
オールホーンになっているタイプのプロ仕様のスピーカーもありますが、サイズが巨大になるので一般向きとはいえません。 また、コーンスピーカーユニットが縦に数個並んでいるタイプのアレイ型のプロ仕様スピーカーもありますが、再生帯域が狭く音楽を再生するのは向きません。
中高域がホーンで低音域がコーン型ウーハーになっているプロ用のスピーカーは、中高音がホーンが、中音を中心に音が前に飛び出てくるように設計されており、低音は超低音域は再生されず低音の音の芯の部分が多く出るように調整されています。
この2Weyのプロ用スピーカーは、基本的にプロ用のオーディオアンプと同じように低音と高音がなだらかに減衰するようになっていますが、中音と低音は少し強調されて再生されます。 この中音と低音が強調された音の特徴は、音の明瞭度を上げ音をより音を遠くに飛ばせるようになっています。
プロ仕様のスピーカーは、明瞭度の良い音を遠くに飛ばすことが最も重要な役割で低音は強調気味に調整され、迫力があるパワフルな音が出るように設計されています。

PA・SRといわれるプロ用のスピーカーもプロ用のオーディオアンプと同じく、
『高忠実・高音質に音楽を再生するようには設計されていません。』
その為に
『ワイドレンジ感のある再生は、あまり期待出来ません。』
が、このような体に響く低音で再生される音は、ステージのような迫力があり魅力があるのも理解できます。
しかし、どのようなソースを再生しても低音が過多でレンジが狭く癖のある音で再生されるので、最初はその特徴が魅力に感じれるかもしれませんが、それが反って耳障りになり落ち着かなくなる可能性があります。
要するに、どの音楽ソースを聴いても特有の癖が付きまとってくるということです。
一応、プロ用のオーディオアンプを生かせるスピーカーとしてSRスピーカーを説明させていただきましたが、曲によって様々な音を感じ取れる高音質というスピーカーの観点から考えて、あまりオススメできる組み合わせとはいえません。