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プロフェショナル・オーディオ
オーディオの世界には、民生用オーディオとプロフェショナル(業務用)・オーディオというものが存在しプロフェショナル・オーディオは、プロ用オーディオあるいは業務用オーディオといわれます。
最近、一部のオーディオファンの間で
『プロ用(業務用)オーディオは、民生用オーディオより遥かに優れている』
『プロ仕様のアンプは、車でいえばF1で民生用アンプは一般車』
などといってプロ用オーディオが話題になっています。
プロ用オーディオは、話題のように本当に民生用オーディオより優れているのなのでしょうか?
これはオーディオファンにとって、たいへん気になる話題です。
そこで、今回のオーディオ・マスターファイルは、
『プロ用オーディオとは、何か?』
について切り込んで追求していきたいと思います。

このサイトで、プロ用のオーディオ機器のアンプを取り上げようと考えた理由は、オーディオファンのなかにプロ用オーディオについての誤解があるように感じたからです。
一般にプロ用オーディオと聞くと、
『何か凄いもの』
『民生用のオーディオ用より優れたオーディオ』
と感じることでしょう。
プロ用、業務用とういうと高精度、信頼性が高いというイメージがついてきます。
確かに放送用のビデオカメラなどを見ると、価格も高くクオリティの高い大きなレンズやCCDを備え、一般の民生用の製品とは比べようにないぐらいの信頼性が高いのも事実です。
しかし、オーディオのプロ用及び業務用となると少し意味合いが違っており、ここでは、オーディオファンに最も話題性があるプロ仕様のオーディオアンプについて、説明していきたいと思います。
プロ仕様のオーディオアンプは特殊なものを除いて、どちらかというと民生用の高級アンプに比べ遥かに安い製品が多くあります。 2万円代で販売されているような低価格なプロ仕様のアンプも存在します。
もしプロ用オーディオアンプが民生用のオーディオアンプより優れていて価格も安いなら、オーディオはプロ用アンプを購入された方が得策で、高価な民生用オーディオアンプは必要ありません。
そこで、プロ用のオーディオアンプについて説明してから、民生用のオーディオアンプとの違いについて述べていきたいと思います。 プロ用のオーディオアンプと民生用オーディオアンプの音の違いについて、説明だけではなかなか分からないと思い実際のスピーカーから再生した音を録音した音のサンプルをいくつかご用意いたしました。 プロ仕様のアンプの音と民生用のアンプの音の違いを、視聴して確認できるようになっております。