File No.18-10 プロ用オーディオとは、何か?(10) -アンプ-

もし、プロ仕様オーディオアンプを選ぶとしたら

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もし、プロ仕様オーディオアンプを選ぶとしたら

プロ用のオーディオアンプについて、いろいろ延べてきましたが、どうしても興味があり、購入したい場合、どのようなものを選べば良いかを述べたいと思います。

販売価格が100万円以上もする高価なものは除外します。 100万円以上もプロ用のオーディオアンプに使うなら、高級民生用のオーディオアンプの方が遥かに良い音質だからです。

出力が1000W以上ある製品は、家庭環境では必要ありません。 プロ用のオーディオアンプは、使用状況により高出力の製品があります。 これらの製品の特徴は、巨大な出力できるというだけで小音量の音質が良くないのが普通です。 民生用高級オーディオアンプでも1000Wの出力の製品ありますが、小音量の音質も重視されておりプロ用とは設計思想が全く違います。

私は、何個かのプロ用オーディオアンプを視聴してきて分かったことがあります。

どのプロ用オーディオアンプもカマボコ型の音でしたが、製品により音質にかなりの差があるように思いました。

プロ用のオーディオアンプのみ製作しているメーカーの製品は、クオリティには問題ないのですが、どれも音の感じが良く似ていて音が少し荒っぽい感じがしました。

それに対して民生用の高級オーディオアンプを製作しているメーカーのプロ仕様のオーディオアンプは、プロ仕様の周波数特性のなかでも、音の密度感が良く音質も他の製品より良いと思いました。 再生される音質を少しでも良くしようとする努力が感じられ、高級オーディオアンプ・メーカーの音質に対しての拘りやプライドのようなものが感じられました。

要するに、高級な民生用のオーディオアンプを製作したプロ仕様のオーディオアンプの方が音質の良かったということです。

設備機器や業務用音響機器を製作しているメーカーより、高級オーディオ機器を製作しているメーカーの方が、音質を重視するのは当たり前のことかも知れません。 民生用の高級オーディオアンプを製作している技術者は、プロ用のオーディオアンプに求められるスペックという妥協のなかに、少しでも良い音質を再現したい気持ちが伝わってきます。 それが、音のクオリティや密度感に出てきているように思います。

したがって、プロ仕様のオーディオアンプで音質を最優先に考えるなら

  

『民生用の高級なアンプを製作している会社のプロ仕様のアンプ』

が良いということになります。

高級プロ用アンプの写真
高級オーディオメーカーが製作しているプロ仕様オーディオアンプ

最後に

今回、プロ用オーディオ、プロのアンプについて特集させていただのは、オーディオの世界でプロ用オーディオ、特にプロ用のオーディオアンプについて、あまりにも誤解があるように思い記事を掲載させていただきました。

プロ仕様のオーディオアンプというものがどういうものか理解できると、それを上手く活用できると思います。

もちろん、プロ仕様のアンプの音を否定するつもりは全くありません。 プロ仕様のアンプを上手く利用すれば、かなり良い音質で聴けることは間違いありません。 いろいろなどころから、オーディオを検討すれば良いと思います。

これらの記事で少しでもプロ用のオーディオアンプというものを、ご理解して頂き活用してくだされば幸いです。

補足

今回は、プロ仕様(業務用)のオーディオでアンプやPA・SRスピーカーに少し触れさせていただきました。 プロ仕様のオーディオで。録音系のプロ製品やスタジオ・モニターと言われるプロ仕様のスピーカーは、また事情が異なりますので今回のプロ用オーディオにはあてはまりません。

                                                 おわり

                         



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