File No.18-9 プロ用オーディオとは、何か?(9) -アンプ-

プロ仕様オーディオが良いという妄信的になるということ

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プロ仕様オーディオが良いという妄信的になるということ

私は、オーディオファンがプロ用のオーディオのアンプやスピーカーを、プロ用のオーディオの音が好きで購入することに反対はしません。 (プロ用の録音系は少し事情が異なります。)

しかし、プロ用のアンプやスピーカーのオーディオを

   

『プロ用オーディオは、高音質である』

   

『プロ用のアンプは、民生用より遥かに音が良い』

   

『オーディオはプロ仕様に限る』

   

『プロ用のオーディオアンプはF1で、民生用は一般車』

などプロ仕様ということで

   

『プロ仕様オーディオは、最高である』

というようなイメージをオーディオファン及びこれからオーディオに参加される方が 持たれることに感心いたしません。

プロ仕様のオーディオにはプロ仕様にしなければならない事情があり、それを理解してプロ用のオーディオを購入してもらいたいと考えております。

プロ用のオーディオアンプやPAやSRなどのプロ用スピーカーは、

   

『高忠実・高音質に音楽を再生するようには設計されていません。』

このことを理解した上で、プロ仕様のオーディオの音が好みであるという結論がでてからプロ仕様のオーディオを求めて欲しいと思います。

最近、プロ仕様のオーディオアンプの見方が変わった。

いろいろとプロ用のオーディオのについて何かと説明してきましたが、最近プロ用のオーディオアンプについて少し見方が変わってきました。

確かにプロ用のオーディオアンプは高音質を求めて製作されたものではありませんが、現状の民生用のオーディオの状況を見ていると、プロ用オーディオアンプでも良いかも知れないと思えるようになりました。

民生用のオーディオアンプの低価格製品のの内容や高すぎる価格設定のオーディオアンプを見ると、特に思えるようになってきました。

現在オーディオで販売されているスピーカーのほとんどが、2Wayスピーカーが主体になっており、現在のオーディオでハイレゾなどの周波数帯域の広い音源を売りにしている状況で不思議なことでが、現実的にはそうなっています。

広い周波数帯域が音質が良いというハイレゾ音源を最高の方法で再生するには、間違いなく広い帯域が再生できるスピーカーが必要で、スピーカーユニットを3つ以上、できれば4つぐらいに分割したスピーカーが欲しいところです。 (ここでマルチウェイ方式の位相特性などの音質の問題は取り上げず、あくまでも理論的に考察しています。)

しかし現状では一部の超高級スピーカーを除き、そのようなスピーカーの開発されず販売もされておりません。

市場で見かけるスピーカーは、音を2つに分割した2Wayスピーカーがほとんどです。 2Wayスピーカーの音質の良し悪しについては別にして、ハイレゾ音源のような広い周波数特性を最高な状態で再生するのは不十分のように思います。

2Wayスピーカーやフルレンジのスピーカーを繋ぐことを想定して考えると、プロのオーディオアンプがカマボコ型の周波数特性であっても。さほど問題はないように思いました。

プロ用のオーディオアンプを、

    

『上手く利用すれば、十分高音質で音楽を楽しめる』

    

のではないかと考えるようになりました。

もし、プロ仕様オーディオアンプを選ぶとしたら つづく


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