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AKG K240 Studioで残念に思うこと
AKG K240 Studioで最も残念だと思われることは、現在発売されている中国で生産されたAKG K240 Studioは、昔のオーストリアで生産されていたAKG K240 Studioとは音・音質が全く異なっているということです。

この昔のAKG K240 Studio(オーストリア製)については、後の章で詳しく解説していますので、そちらをご覧ください。
もう一つAKG K240 Studioで残念に思うことは、ヘッドホン付属のケーブルが少し硬いように思います。
ヘッドホンは、使用するときにケーブルが様々な形になるので、ケーブルか硬いとケーブルを曲げたときにケーブルにかたが付いてしまうので痛みやすく、、最悪の場合には断線してしまう心配があります。

AKG K240 Studioの付属のケーブルの硬さは、ヘッドホンのケーブルとして良質な方だとは思えませんでした。
同メーカーの製品のAKG K271MKIの付属のケーブルは柔らかかっただけに大変残念に思います。(私が購入した時のAKG K271MKIの付属のケーブルが、たまたま柔らかかっただけかも知れません。現在のAKG K271MKIのケーブルが、どうなっているかは確認できていません。 現在のグローバル生産の製品は、品質に拘りがないのでケーブルなどの付属品は、出荷時期により様々に変わるものです。ノートパソコンに付属しているACアダプターケーブルの品質が、ころころ変わる様子を見るとと理解できるのではないかと思います。)
後で分かったのですが、このAKG K240 Studio付属のケーブルをAKG K271MKII付属のケーブルに刺しかえると、全体に音が滑らかになり、少し低音の硬さが和らぎ、AKG K240 Studiの音質が改善されることが判明しました。
AKG K240 Studioの音・音質の好みの問題かも知れませんが、AKG K240 Studio付属のケーブルは、少し音質に問題があるように思います。

プロ仕様のスタジオ・モニターヘッドホンは、音楽鑑賞に向いていない?
プロ仕様のスタジオ・モニターヘッドホンは、音楽をモニタリングする為のプロ仕様のヘッドホンであり、一般の音楽を鑑賞するのは向いていないと言う意見があります。
それは、本当のことでしょうか。
もし、プロ仕様のスタジオ・モニターヘッドホンが、音楽を鑑賞に向いていないというのであれば、AKG K240 Studioは、音楽を鑑賞することに向いていないということになります。
私は、プロ仕様のスタジオ・モニターヘッドホンというものを数種類所有しておりますが、音楽鑑賞には向いていないと考えたことは一度もありません。
むしろ私自身は、プロ仕様のスタジオ・モニターヘッドホンのように細部の音を正確にモニタリングできるヘッドホンこそが、音楽を鑑賞するのに向いていると考えています。

プロ仕様のスタジオ・モニターヘッドホンが、音楽鑑賞には向いていないと思われる人は、スタジオ・モニターヘッドホンの音が、きつく感じるのが原因であるようです。
確かにスタジオ・モニターヘッドホンというのは、音楽を細部を詳細にモニタリングできるように音の解像度や分解能が高く設計されているので、普通のヘッドホンに比べて音質が神経質になるところがあるかも知れません。
スタジオ・モニターヘッドホンの細かい音を聞き分けられるようにできている神経質な部分が、音楽をきつく感じさせたりして音楽を楽しめないと感じているものだと思います。
それに対して、音楽の鑑賞に向いているといわれるヘッドホンは、音楽をより豊かに聴きやすく視聴できるように設計されています。
音楽の鑑賞に向いているといわれるヘッドホンは、低音が大変ソフトで音が非常に美しく滑らかに音楽を品位のある音質で楽しませてくれます
好きな音楽を自身の好みの美しく柔らかい音で滑らかに高品位に聴かせてくれるヘッドホンというのは、音楽リスナーにとって大変魅力があるものです。
音楽を美しく高品位で聴かせてくれるヘッドホンが、音楽鑑賞用に向いていることは理解できるのですが、高品位にモニタリングの為に設計・製作されたスタジオ・モニターヘッドホンでも、音楽鑑賞するのに十分な性能を持っていると思います。

音楽を正確にモニタリングする為に設計されたスタジオ・モニターヘッドホンの中でも、非常に優れた設計のスタジオ・モニターヘッドホンは、音響エンジニアたちが音楽を長時間モニタリングする為の負担を最小限にするように設計されています。
ただ正確に音をモニタリングするだけでなく、音響エンジニアたちが長時間のモニタリングに耐えれるように高度に音質が調整されています。
つまりスタジオ・モニターヘッドホンの性能を維持しながら、一般のヘッドホンと同じように長時間音楽鑑賞を楽しめるように設計されているのです。
音響エンジニアたちの好評のスタジオ・モニターヘッドホンには、間違いなく長時間音楽鑑賞を楽しめるように設計されているのが普通です。
それがないと音響エンジニアたちは、音楽を調整するだけの作業の仕事になり、音楽というものを心から感動することはできません。
音響エンジニアといえども、音楽というものを心から感動しないで、ただ音を機械的に見て作業するだけでは良い仕事など出来なく、本当に良い芸術作品の製作することは不可能なことです。
恐らくプロ仕様のスタジオ・モニターヘッドホンが、音楽鑑賞用には向いていないという人は、プロ仕様のスタジオ・モニターヘッドホンの音が、その人の好みではないということだと思います。
音楽を鑑賞できないモニターヘッドホンなど存在しなく、個人的にスタジオ・モニターヘッドホンの音が好きか嫌いかの問題だということだといえます。
AKG K240 StudioとSony MDR-CD900STと併用 つづく
